八ヶ岳
  関係市町村のホームページなどから、下記の情報を見ることができる。
The Japan Alps
日本アルプス登山ルートガイド


アクセス:,
山小屋:,
温泉・鉱泉:1
登山コース:,


アクセスと山麓の宿

車: 諏訪南ICを降りて、八ヶ岳ズームラインを通って美濃戸口の駐車場に車を泊める。美濃戸口には150台の有料駐車場がある。美濃戸にも駐車場があるが、途中の路面に荒れたところがある(2009年時点)。
電車とバス:JR茅野駅で降りて、バスで美濃戸口に着く。夏山シーズン中に、東京新宿、京都および大阪からは美濃戸口まで、夜行バスが運行されている(アクセス参照)。
山麓の宿:原村には、公共の宿八ヶ岳山麓樅の木荘がある。美濃戸口には八ヶ岳山荘と美濃戸高原ロッヂがある。また、美濃戸には赤岳山荘、美濃戸山荘とやまのこ村がある。これらの3軒の山小屋に泊まる人は、小屋の駐車場に車を泊めることができるが、道は細い上に途中は舗装がはがれた悪路である。下山後は、原村経営のもみの湯で日帰り入浴できるし、宿泊もできる。


登山地図と登山コース

 登山地図  GPC軌跡   鳥瞰図(カシミール3D)   高低図  
 八ヶ岳の最高峰は赤岳である。美濃戸から南沢経由で行者小屋に1泊後、2日目は文三郎尾根から赤岳に登り、帰りは阿弥陀岳経由で行者小屋から美濃戸に戻る。これが安全なコースである。

 美濃戸口を朝に出発できれば、1泊目は赤岳天望荘まで足をのばすことができる。赤岳だけに登るなら、2日目に地蔵の頭から地蔵尾根を下り、行者小屋経由で戻る。

 縦走するなら、1日目に行者小屋に泊まり、2日目に横岳、硫黄岳、赤岳鉱泉経由で美濃戸まで戻ることができる。2日目に赤岳鉱泉に泊まれば、ゆっくり八ヶ岳縦走を楽しむことができる。このコースでは、横岳の登りと下りに岩場の難所があるので、注意をしたい。


登山ガイド

アクセスと山麓の宿 
 諏訪南ICを降りて、諏訪ズームラインから美濃戸口に着く。付近の駐車場に車を入れて、美濃戸まで1時間歩く。美濃戸口には2軒の山小屋がある。また、美濃戸にある3軒の山小屋に泊まる人は、そこの駐車場に車を泊めることができるが、道は細い上に途中は舗装がはがれた悪路である。

2009年9月13日 晴
美濃戸口(11:30)―――→美濃戸山荘(12:30,13:00)―――→広い河原

―――→行者小屋(
15:10
                                              

 美濃戸口の駐車場に車を預けて、11時30分に出発する。美濃戸までは車道を歩くが、砂利道の中央部が盛り上がり、橋を渡ってからはコンクリート舗装もところどころはがれてひどい悪路である。美濃戸にある3軒の山小屋に泊まる人は、そこの駐車場に車を泊めることができる。美濃戸山荘で昼食をとる。

 山荘を出たところで、行者小屋へ通じる南沢沿いの道と、赤岳鉱泉に通じる北沢沿いの道に分かれる。行者小屋に行くので、右の南沢沿いの道に入る。原生林に覆われた南沢沿いの道を、右や左に渡りながら登る。登山道は概して登り易く、小石の道にところどころに木の根や岩が出てくる。後で聞いたところでは、北沢の方が途中まで車道が通じていて、赤岳鉱泉までの道が良いとのことである。上部の涸れた河原に出ると、正面に横岳西壁が現れる。やがて赤岳を正面に見て進むようになると、間もなく行者小屋に着く。

 行者小屋は木造の歴史ある山小屋の雰囲気がある。宿泊者は10名位でゆっくり泊ることができた。小屋からは赤岳から西に横岳が壁のように連なっているが、待てど頂上にかかる霧はなかなかとれない。






 
   八ヶ岳山荘
 登山口 
  行者小屋

2009年9月14日 晴
行者小屋(7:00)――→赤岳(8:40)――→中岳(10:00)――→中岳鞍部

10:25,10:30)――→阿弥陀岳(11:15,11:35)――→ 中岳鞍部――→

行者小屋(
12:30,12:45)――→美濃戸(14:30,14:45)―――→

美濃戸口(
15:35
                              

 今日も晴で嬉しい。7時に出発する。赤岳へは文三郎尾根を登る。始めは緩やかだが、すぐ急になり、金属製の階段を何回もたどる長い登りが続く。やがて、阿弥陀岳から来る道と合流し、赤岳の南面を巻くように進む。上部に行くほどに急な岩場の登りになり、やがて権現岳から続く稜線に出る。左に岩場を乗り越えると、赤岳南峰に飛び出す。赤岳の頂上は南北二つに分かれるが、一等三角点が置かれているのは南峰の方である。南アルプスの山並みとかすかに富士山が、遠くには中央アルプス、北アルプスの山並みと浅間山が見える。


 赤岳から見る阿弥陀岳  
   一等三角点 

 ひとしきり眺望を楽しんだ後で文三郎尾根を阿弥陀岳との分岐まで戻り、阿弥陀岳に登ることにする。分岐を左にとり、中岳を越えた鞍部にザックをデポする。八ヶ岳で最も急傾斜といわれる尾根を45分直登して、阿弥陀岳の頂上に着く。ここからは赤岳に登る登山道の先に、赤岳が雄大に眺望される。鞍部まで戻り、行者小屋へ下る。下部で文三郎尾根の道と合流して、行者小屋に着く。昼食後、美濃戸山荘を経由して美濃戸口まで戻る。

  中岳から見る横岳と硫黄岳
  阿弥陀岳から見る赤岳
  行者小屋の上から見る赤岳    行者小屋の上から見る横岳
 金属製の階段 
 赤岳・権現岳分岐 
  
赤岳南峰山頂

 中岳から見る阿弥陀岳