木曽駒ヶ岳 |
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関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。 ・駒ヶ根観光協会 ・The Japan Alps
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アクセスと山麓の宿
車:中央自動車道の駒ケ根ICで降りて、県道75号線から菅の台バスセンターの駐車場に車を泊める。ロープウエー発着駅までは、車の乗り入れが禁止である。バスに乗って駒ヶ岳ロープウエーしらび平駅で降りる。駒ヶ岳ロープウエーに乗って、千畳敷駅に着く。 電車・バス:JR中央本線の岡谷駅で飯田線に乗り継いで、駒ヶ根駅で降りる。バスに乗り、菅の台バスセンターで降りる。 山麓の宿:千畳敷には千畳敷ホテルがあるが、最盛期には予約がとりにくい。バス乗り場周辺の公共の宿は、国民宿舎すずらん荘と駒ヶ根ユースホステルがある。菅の台バスセンター近くにある早太郎温泉こまくさの湯などで汗を流そう。 |
登山コース
登山地図 | GPC軌跡 | 鳥瞰図(カシミール3D) | 高低図 |
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登山ガイド
アクセスと山麓の宿 中央自動車道の駒ケ根ICで降りて、駒の池そばの国民宿舎すずらん荘で泊まる。ロープウエー発着駅までは、車の乗り入れが禁止である。特に、紅葉の最盛期(9月末まで)には、しらび平行きのバス待ちが長蛇の列である。早朝にバス始発駅の駐車場に着き、整理券をもらって早めにしらび平駅に着くことが肝要である。10月に入ると、紅葉目当ての観光客が減少するので、途中のバス停からでも乗ることができる。 日程 2008年9月24日から9月27日 2008 年9月24日 晴 駒の池発のバスに乗り、しらび平駅に着く。10時発の駒ヶ根ロープウエーに乗り、10時10分に千畳敷に着く。標高2600mあり、眼前には絵葉書で見た千畳敷カールと、千畳敷カール越えの宝剣岳が望まれる。
2008年9月25日 強風と霧雨 早朝暗いうちからヒュウヒュウと風が唸る音が聞こえ、いやな予感がする。5時30分に朝食を食べ、6時に宝剣岳に向けて出発する。頂上に近づくに従って、鎖のついた登りやトラバースを慎重に登ると頂上に出る。頂上の岩峰は一人が立てるほど狭いが、先を急ぐので登るのを見送る。鎖場を慎重に下り、極楽平に出る。ここらで西よりの風(右側)が強くなってきて、体をしっかり保持していないと左に一、二歩持っていかれる。途中で40歳ぐらいの女性二名と同行する。大岩を鎖をもってよじ登り、島田娘のピークを過ぎる。小さなピークをいくつか超えて、濁沢大峰の岩峰まで来る。 濁沢大峰から連続する岩場の道を一気に下降しながら、檜尾岳との鞍部に出る。10分間休憩するも、後続の二人の女性が見えないので出発する。強風に霧雨が混じりますます吹きすさんできた。稜線上なので風を避ける場所もなく、ただただ吹き飛ばされないように、霧雨が雨に変わらない内に先を急ぐ。鞍部から直線的に登り続けると、傾斜がゆるくなり檜尾岳山頂に出る。 山頂を後にして大滝山を越えたあたりで、目の前に大岩が立ちはだかる。マークが見えないので、中央の垂直に近い岩場を強引に登る。途中で右側に三つのテラス(人工的に削ったもの)を見る。後ほど小屋で聞くと、大岩の基部を右にトラバースしてから乗り越えるが、マーキングと鎖及び手すりの取り付け整備が残されている危険箇所の一つであることが分かった。たどり着いた熊沢岳の頂上には巨岩がいくつも重なっており、木曾殿山荘まで2時間と赤ペンキで書かれていることで安堵した。 熊沢岳を後に小さな四つのピークを登り下りすると、やがて五つ目のピークである東川岳の頂上に達する。晴れていれば三角形の空木岳が見えるはずであるが、視界はまったく無い。東川岳を急降下すると、12時15分に木曾殿山荘に到着する。12時45分には遅れていた二人の女性も到着した。木曾殿山荘へ向けて宝剣山荘を出発した27名の内、到着したのは3名に過ぎず、後の22名のツアー客は途中で引き返したことが後で分かった。60代の女性姉妹が到着しなかった。 2008年9月26日 強風雨のため木曾殿山荘に滞留 2008年9月27日 晴 朝の暗いうちに外を見ると、星が瞬いて山の稜線がくっきり見えている。とても寒くて、外にあるバケツの水が凍っている。5時に朝食をとる。これぐらいの風なら空木岳に登ることができるが、登山道の氷が解けるまで待ったほうが良いとの小屋番の意見に従って、7時に小屋を出発する。登山道には霜柱が花のように咲いている。それをぱりぱりと踏みながら登る。第1ピークの手前でストックをしまい、鎖と手すりの付いた岩壁を登り、山頂手前の岩峰を越える。更に砂礫の斜面を登ると、8時35分に空木岳の山頂に着く。東に屏風のような南アルプスと下に駒ヶ根市内、南に南駒ヶ岳から越百山、北に昨日越えてきた東川岳から熊沢岳の稜線がくっきりと見える。 休憩後、駒峰ヒュッテに下る。コースが二本あるが、左手の駒石のコースを歩く。巨岩の駒石を通りそのまま下る。小地獄、大地獄と呼ばれるやせ尾根を急降下し、マセナギを過ぎて原生林の中を池山分岐まで下る。池山小屋のベンチで昼食をとる。タカウチ場でタクシーに電話をかけ、林道終点まで迎えを頼む。
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![]() 千畳敷 |
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![]() 八丁坂の登り |
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![]() 乗越浄土 |
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![]() 中岳 |
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![]() 宝剣岳 |
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![]() 熊沢岳 |
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![]() 空木岳 |
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![]() 空木岳山頂 |