蔵王山
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
蔵王町観光協会
蔵王温泉観光協会
山形県観光情報
宮城蔵王

アクセス・交通:蔵王温泉 宮城蔵王
温泉・宿泊施設:蔵王温泉蔵王町
登山コース: 宮城蔵王


アクセスと山麓の宿

車:蔵王山へは、山形県側の蔵王温泉と宮城県側の蔵王町から登る。蔵王温泉へは、東北自動車道を村田JCTで山形自動車道に入り、山形蔵王ICから西蔵王高原ラインを通る。蔵王町へは、東北自動車道を白石ICで降りて、国道4号線、県道12号線の遠刈田温泉を経由して、蔵王エコーラインに入る。刈田峠から蔵王ハイラインに入り、刈田岳山頂駐車場に車を泊める。蔵王温泉から刈田岳山頂駐車場へ行くためには、53号線と12号線から蔵王ハイラインを通る。
電車・バス:
JR仙台駅と白石蔵王駅から蔵王町へ通じるバスを利用する。または、JR山形駅から山交バスに乗り、蔵王温泉で降りる。
山麓の宿:
宮城県側には、遠刈田温泉、がが温泉、青根温泉がある。また、山形県側には、名湯として知られる蔵王温泉がある。


登山地図と登山コース

登山地図   GPC軌跡
   
鳥瞰図(カシミール3D)
 
 高低図  
 蔵王山は山形県と宮城県の県境にある。山形県側からは、蔵王温泉からロープウエーを使って熊野岳を往復する。宮城県側からは、刈田岳山頂駐車場に車を置いて、熊野岳を往復する。

 このように、マイカーの場合には登山口に戻る必要があるが、お勧めは刈田岳山頂バス停でバスを降りて、熊野岳経由で蔵王温泉に下りる蔵王の核心部を通るコースである。下山してから、ゆっくり蔵王温泉に浸ることができる。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿泊
 北陸自動車道の新潟中央Jctから磐越自動車道に入り、郡山ICから東北自動車道に入る。村田Jctで山形自動車道に入り山形蔵王ICで降り、西蔵王高原ライン(有料)を通って蔵王温泉に着く。

2010年7月19日 
蔵王レストハウス(10:00――→分岐点(10:37――→蔵王熊野岳

(10:50,11:15)――→熊野岳避難小屋(11:30)――→分岐点

(11:45,11:50)――→蔵王レストハウス(12:20)
                    


 蔵王温泉から蔵王エコーラインと蔵王ハイライン有料道路を通って、刈田岳山頂駐車場に車を停める。簡単と言われるだろうが、駐車場の上にある県営レストハウスから蔵王山の熊野岳を往復する。休日なので、観光客で賑わっている。石畳を数分歩き、左に曲がって馬の背コースの道をとる。5分間歩くと、左から刈田リフトを降りた観光客がぞろぞろやってくる。馬の背稜線コースを右側に沿って歩くと、火口跡に紺碧の水をたたえた蔵王のシンボルであるお釜が見下ろせる。

火山礫が踏み固まった馬の背をゆっくり登っていくと、まっすぐ避難小屋に突き上げるコースと、左に熊野岳の斜面を斜めに登るコースに分れる。左のコースを登るに連れて、霧の中に入って行くようである。広い頂上に出ると、風が強くて視界は利かない。頂上には蔵王山神社が鎮座し、その先には斉藤茂吉の歌碑もある。東北の山は夏でも頂上に霧がかかり、風が穏やかな日にはなかなか恵まれない。

頂上から稜線をつたって、熊野岳避難小屋経由で駐車場に戻る。避難小屋に下る途中のロープで囲われた砂地にはコマクサの群落があり、ボランティアが監視を兼ねて登山者に説明をしている。うっかりしていると見過ごしてしまうが、腰をかがめて斜面を見通すとコマクサが良く見える。避難小屋から石のガラ場を下り、登りの際の分岐点まで戻る。小休憩後、お釜を見下ろしながら馬の背を経て、県営レストハウスに戻る。振り返ると熊野岳の八合目から上には、雲が絶えず左から右に激しく流れて頂上が瞬間しか見えない。このような天候の中で、お釜と頂上が見えたのは幸いと考えよう。


熊野神社

熊野岳避難小屋

駐車場上にあるレストハウス

レストハウスから望む熊野岳
 馬の背   

熊野岳