鳥海山
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
遊佐町役場
遊佐町海観光協会
鳥海国定公園協議会

アクセス・交通:
宿泊施設・山小屋1,
登山コース:


アクセスと山麓の宿

車:東北自動車道の村田JCTから山形自動車道に入り、月山ICで降りる。月山道路を通って、湯殿山ICから山形自動車道に入り、酒田みなとICで降りる。国道7号線と鳥海ブルーラインを通って鉾立駐車場に着く。
電車・バス:JR酒田駅から鉾立行のバスが運行されている。
山麓の宿:
山麓の公共の宿としては国民宿舎大平山荘と休養宿泊施設鳥海荘、山小屋としては御浜小屋と御室小屋がある。その他、鉾立駐車場には、素泊まりの国民保養センター稲倉山荘、鉾立山荘およびTDK保養所「東雲荘」がある。


登山地図と登山コース

 登山地図    GPC軌跡   鳥瞰図(カシミール3D)    高低図    
 秋田県の鉾立から登って鳥海山頂上(新山)から山形県の湯ノ台口へ下るコースが、変化に富んでいて鳥海山の魅力を余すところなく体験できる。その時は、頂上下の御室小屋で一泊する。滝ノ小屋から下の行程を割愛する時は、滝ノ小屋下にタクシーを待たせておく。 
        
 マイカーで来ている時には、鉾立から頂上を往復することになる。健脚の人は日帰りできるが、普通は頂上下の御室小屋で一泊する。

 その他に、祓川口から頂上に登り、一ノ滝駐車場に下山するコースは登山路が複走し、いろいろのバリエーションルートを楽しむことができるが、熟練者向きである。また、祓川口へはタクシーで入る。


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 月山荘から、月山道路を経て山形自動車道に入り、酒田みなとICで降りる。7号線から鳥海ブルーラインに入り、今夜泊まる国民宿舎大平山荘に着く。翌日の8月21日は強風雨のため、登山を中止する。泊まっている登山者は全員(多分)停滞している。
 
2009年8月22日 曇後ときどき晴、風強し

鉾立(
5:50)――→賽の河原(6:53)――→御浜小屋(7:25,7:30)――→

御田ケ原(
8:00)――→七五三掛(8:30) ――→御室小屋(9:45,9:50

――→鳥海山(新山)(
10:15,10:35)――→御室小屋(10:50,11:00)――→

七五三掛(
12:45)――→御田ケ原(13:05)――→御浜小屋(13:28,13:39

――→賽の河原(
14:02)――→鉾立(14:50

 鉾立駐車場に車を置き、鉾立から登り始める。始めはコンクリートの階段を登り、展望台を過ぎたあたりから登山道になって行く。石畳の道をゆっくり登っていく。7月も早いと賽の河原の手前から登山道には雪渓が残っているが、8月の終わりには融けている。笹の中につけられた尾根道を登って行く。右から大平コースの道を合わせたところで、御浜小屋(おはまごや)の前に出る。尾根上は風が強い。眼下には鳥海湖の青い湖面が望める。8月の終わりになっても湖面の周りを雪渓が取り囲み、尾根の下まで雪渓が続いている。雪が融けた尾根上には、所々に高山植物が咲き始めている。ここで休憩する。

 
御浜小屋を後にして、岩まじりの砂地を少し登る。扇子森の小高いピークを越えて、鳥海湖への道が分岐する御田ケ原へと下る。ここは扇子森とこれから登る外輪山との鞍部に当たる。扇子森から御田ケ原の間は、鳥海山の中でも高山植物が多いところである。御苗代を通って、外輪山へ向けて登り始める。間もなく、外輪山コースと千蛇谷へ下る分岐点である七五三掛に出る。以前の千蛇谷への下りが土砂崩れのために通過できず、上にある今の分岐点に下降の標識がある。

 分岐点から左の千蛇谷に50m下る。もろい岩場にかかるはしごを下りて谷底に立つと風景が一変する。外輪山内部の荒々しい岩場を右に見ながら雪渓に降り立つ。尾根上で吹いていた風がいくらかおさまってきた。雪渓に立てられている竹ざおにガイドされて対岸に渡る。霧で視界が悪い時には、迷いやすいところである。これからの急登に備えて、草つきで休憩する。潅木帯と草原につけられた道を登って行く。ふくらヨリ八里の標識を過ぎ、岩場につけられた急坂をジグザグに登れば、大物忌神社に到着する。鳥居をくぐると御室小屋がある。

 小屋の横を通って、岩に付けられたペンキ印を追いながら新山へと向かう。巨岩が重なり合った険しい道であるが、岩は安定していて登りやすい。巨岩の間をくぐり抜ければ、30分で狭い新山の頂上に着く。外輪山の内側が吹き飛んだ荒々しい赤褐色の壁が見渡せる。奥羽山脈がかすんで見えるが、特定できない。巨岩の下りは、矢印を見落とさないように慎重に下る。御室小屋の前で休憩する。地元の中学生でにぎわっている。

 下りは来た道を引き返す。雪渓を渡る手前で、岩に腰掛け昼食を食べて休憩する。あたりには高山植物が咲いている。雪渓を渡って、七五三掛から御浜小屋に着く。鳥海湖へ少し下ってみたが、鳥海山の頂上は霧に隠れて見えない。後は、御浜小屋から一気に鉾立まで戻る。
 
 鳥海山登山ルートガイド(鳥海国定公園観光開発協議会)が参考になる。





鳥海湖

千蛇谷

神社と御室小屋

頂上

外輪山