岩手山
 
(360@旅行ナビ)
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
八幡平市観光協会

滝沢村Navi
・岩手県山岳協会
・十和田八幡平国立公園

アクセス 
宿泊施設1,   温泉 
山小屋1 キャンプ場
登山コース:, 2, 3,


アクセスと山麓の宿

車:東北自動車道の滝沢ICを降り、国道4号線を右折した先にある「分れ南」の信号を鋭角に右折する。国道282号線に入ってすぐにある「岩手山」の道路標識に従って左折し、あとはまっすぐ進むと馬返し駐車場に着く。
電車・バス:
JRいわて銀河鉄道盛岡駅からタクシーで、馬返し駐車場に着く。
山麓の宿:
滝沢村には数軒の民宿がある。下山後に泊まるならば、岩手山西南山麓にある休暇村岩手網張温泉を勧める。


登山地図と登山コース

  登山地図, コース      GPC軌跡 鳥瞰図(カシミール3D)   高低図
 最近までは入山が規制されていたが、規制が徐々に解除されて今は全山の入山が可能である。

 馬返しから柳沢(馬返し)ルートを往復するか、柳沢(馬返し)ルートを登って焼け走り登山口に下りるルートが一般的である。後者のルートではコマクサの群落の他に、溶岩噴出口や溶岩流が見られる。変化に富んでいるので勧める。しかし、登山口に車を停めている登山者にとっては、それはできない。


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 早池峰を下りてから、43号線を通って花巻ICから東北自動車道に入り、滝沢ICから馬返しキャンプ場駐車場に着く。キャンプ場は駐車場のすぐ上にある。草付の斜面一帯にはまばらに樹林が残り、左側の奥には炊事場、右側にはトイレがある。

2010年8月2日 山上では濃霧と強風
馬返しキャンプ場入口(
6:45)――→登山口(6:50)――→1合目(7:45

――→新旧道分岐(
8:10,8:15)――→3合目(8:40)――→5合目

9:50)―→6合目(10:20,10:30)―→8合目避難小屋(10:37,10:42

――→不動平分岐(
11:05)――→平笠不動分岐(11:51)――→岩手山

12:01,12:10)――→不動平分岐(13:05,14:00)――→8合目避難小屋

14:20, 14:25)――→7合目――→新・旧道分岐(15:45)――→

登山口(
16:45) 
               


 キャンプ場の中の登山路をまっすぐに5分間進むと、休憩棟、トイレやモニュメントが立つ広場に出る。鬼又清水が湧き出しているので、ここで水を補給する。広場の上部にある登山口から樹林帯の道に入る。一合目を過ぎたあたりで避難小屋へ荷揚げをしているボッカさんに会う。二合五勺からは新道と旧道に分れる。左側の旧道は日を遮るものがないため、樹林帯の中を行く新道を選ぶ。傾斜がだんだんと増して行き砂礫の道が歩きにくいが、三合目、四合目、五合目、六合目の表示が励みになる。

 七合目の鉾立で急傾斜の登りが終わり、左下から旧道が合流する。ここから岩手山が見えるはずだが、濃霧のために岩手山の姿は見えない。休憩後、七合目からはハイマツの広がる火口原の中を進むと、八合目避難小屋の前に出る。すぐ前の小屋も見えないぐらいの霧の中である。ベンチの前に御成清水がホースから流れ出しているので、水を補給する。霧がますます濃くなってきた。

 ハイマツ帯の中の細い道を縫うように進むと、お花畑が現れる。九合目の不動平分岐に出ると、不動平避難小屋とトイレがぼんやりと見える。前後には登山者の姿は見えないし、岩手山の姿は見えないし、頼るはGPSだけである。不動平分岐を右折して、火口縁目がけて登る。足元の道には溶岩砂礫が堆積していて、歩きにくい。

 火口縁の手前で道が二本に分かれる。左の道は頂上への近道であるが、歩き易い右の道を進む。間もなく火口縁(御鉢)に飛び出したようだが、視界がない。GPSで左前方に山頂の方向を確認してから、火口縁を反時計回りしようとロープに沿って下り始める。不安になり山頂だけにしようかと躊躇していると、後から火口縁に登ってきた登山者の話し声が聞こえる。急いで戻り、その人達(何回も登っている地元の山グループ)と一緒に行くことにした。

 見下ろす火口原には妙高山(中央火口丘)が立っているはずだが、全く見えない。登山路沿いにある三十三観音像に導かれて、火口縁を時計回りで山頂に向かう。足元しか見えないが、間もなく出る平笠不動分岐を右にとると、岩手山最高峰の薬師岳に着く。火口縁は濃霧の上に強風が吹き荒れている、途中の斜面にはイワブクロがみえるが、群生しているといわれるコマクサはわからない。

 頂上でなんとか写真を撮ってから、火口原の御室火口に下りる。火口原の中なので、風はいくらかおさまる。地元の山グループの人に御室火口を説明してもらってから、両側をロープにガイドされて火口縁に戻る。そこから不動平分岐を左折して、八合目避難小屋に戻る。霧と風が強いので小屋の中でゆっくり昼食をとり、休憩する。

 七合目からは旧道を下る。流れ出した溶岩の上を飛びながら下る状態で、足にはきつく当たる。視界は良いがガラ場歩きに疲れたので、早々に新道に戻る。三合目から連絡路を通って新道に戻り、もと来た道を馬返しキャンプ場に戻る。岩手県休暇村網張り温泉で泊まり、ゆっくり温泉に入る。

 八合目から上は濃霧と強風のために写真が撮れなかったので、
登山案内にきれいな写真がありますので、紹介いたします)。 また、「360@旅行ナビ」からも写真を引用させていただきました。


柳沢(馬返し)コース登山口

七合目から岩手山(360@旅行ナビ)

八合目避難小屋(360@旅行ナビ)

お鉢(火口縁)(360@旅行ナビ)

岩手山(薬師岳)頂上
旧道の溶岩道(360@旅行ナビ)