飯豊山
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
飯豊山観光協会
飯豊町役場

アクセス・交通:,
登山口の小屋
山麓の宿・キャンプ場
登山コース: 


アクセスと山麓の宿

車:東北自動車道を福島飯坂ICで降り、国道13号線を通って米沢に出る。赤湯バイパスから113号線(小国街道)を通って、飯豊町に入る。手ノ子分岐から左の4号線に入り、白川ダムで分岐を右の8号線に入る。川内戸分岐を左の376号線に進み、岩倉を越えた先の白川分岐を右に入る。左の小川に沿って狭い砂利道を進むと、大日杉駐車場に着く。
電車・バス:
JR米沢駅から、タクシーに乗る。
山麓の宿:
大日杉側登山口には大日杉小屋(自炊・寝袋)がある。そこに至る途中には、白川ダム湖岸公園付近に数軒の白川温泉旅館とオートキャンプ場、そしてダムを挟んで向かい側にホテルフォレストいいでがある。下山したら山麓の白川温泉に泊まって、疲れを癒してから帰ろう。大日杉小屋前はキャンプ指定地になっている。


登山地図と登山コース

 登山地図      GPC軌跡       鳥瞰図(カシミール3D, 下図)    高低図     
 飯豊山脈の頂上は大日岳であるが、飯豊山に登って頂上としている。飯豊山へは、大日杉、川入、祓川(弥平四郎)の登山口から登るのが一般的である。

 北の飯豊山荘から登るダイグラコースがあるが、上級者向けである。いずれの登山口から登っても、飯豊山へは1泊2日から2泊3日、大日岳へは2泊3日を要する。登山行程が長いので、初心者が安易に登れる山ではない。

 大日杉から飯豊山に登って川入に下るコースを勧めるが、マイカーで来ている場合には大日杉に下山することになる。川入よりも大日杉から登ったほうが、登山口の標高が150m高く、切合小屋までの標準時間が1時間40分短い。

 切合小屋と山本小屋は避難小屋なのでシュラフ、食料と炊事用具持参で登ることになる。夏の登山シーズンには、切合小屋には小屋番がいてインスタント食品を購入できる。夏のハイシーズンには切合小屋が満員になることがあるので、テントを持参すること。小屋裏でテントを張ることができる。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
  北陸自動車道の新潟中央Jctから日本海東北自動車道に入り、中条ICで下りる。113号線を通って十文字、手ノ子を過ぎ、白川ダム、川内、岳谷から大日杉の空いた場所に車を停める。大日杉登山小屋に素泊りする。1階の炊事場でレトルト食品を暖め、買ってきた惣菜を添えて夕食を食べる。

日程 2009年8月16日から8月17日

8月16日 晴時々曇り
大日杉登山小屋(
7:30―→御田(8:30,8:40―→滝切合(9:40,9:55

―→
地蔵岳(
10:25,11:00―→御沢分れ(13:00―→種蒔分れ(14:00

――→切合小屋テント場(
14:10

 大日杉小屋を7時30分に出発する。ザンゲ坂の急坂を過ぎ鎖のかかった滑り易い岩場を登ると、尾根筋に出る。傾斜は幾分ゆるみ、周囲のブナ林がきれいである。長之助清水を右に見て潅木帯の急坂を登ると、2時間55分で地蔵岳に着く。西正面に飯豊山が望める。ここで休憩する。途中までのブナ林が日を遮ってくれてうれしい。

 ここから尾根の樹林帯に下り、鞍部まで行くと傾斜の少ない平坦な道となり、小さな登り下りを何回か繰り返す。左下にある目洗い清水を過ぎると、徐々に登る機会が多くなる。花崗岩とダケカンバが庭園のような光景を見せる御坪で休憩する。御坪を過ぎると御沢分れで道が二つに分かれるが、右の沢に下りる道にはロープが張ってある。沢に下ってから雪渓の急登があり、危険である。そのまま直進すると、ダケカンバの樹林帯の登りになり、右に飯豊山が見え出してくる。

 種蒔山の北斜面直下で道は右に折れ、御沢源頭部へ下る。冷水が豊富に流れており、一面に高山植物が咲いている。山腹を斜めに登り、稜線に出たところが種蒔別れである。砂礫地を少し登ると切合小屋(きりあわせごや)に着く。ホースで引かれた水が豊富に流れている。小屋の裏にある露営地でテントを張る。アルファ米とレトルトのカレーに、トマトとキューリを付けて夕食を食べる。


8月17日 晴
切合小屋テント場(
6:00――→草履塚――→姥権現(6:30――→

御秘所――→御前坂――→本山小屋(
7:50――→飯豊山(8:05,8:20

――→
本山小屋(
8:33,8:35――→切合小屋(10:05,12:00――→

御沢分れ――→地蔵岳(
14:15,14:35――→大日杉登山小屋(16:20
                       

 切合小屋のテント場を6時に出発する。草履塚の急坂を登りきると、飯豊山から大日岳にかけてのパノラマが広がる。砂礫地を下り、姥権現から御秘所の岩場を登る。花崗岩の岩稜を越えて、山稜部直下の御前坂の岩礫の急斜面を登ると、飯豊山神社の立つ本山小屋に着く。さらに、小屋から平坦な稜線をたどれば、飯豊本山頂上に出る。頂上からは、御西岳を越えて大日岳と、大グラ尾根を超えて飯豊山荘に至る稜線が見渡せる。来た道を引き返して、10時5分にテント場に戻る。日中なのでとにかく暑くて、日陰が恋しい。

 アルファ米とレトルトカレーで昼食をとり、ゆっくりする。テントを畳んでもと来た道を引き返し、16時20分に大日杉登山小屋に着く。少し下った所にある白川温泉のホテルフォレストいいでに泊まる。明日は、朝日岳山麓の古寺鉱泉に向かう。





大日杉小屋

切合小屋の上から望む飯豊山

本山小屋

飯豊山神社

山頂