吾妻山
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。

米沢観光Nabi
西吾妻山(にしあずまやま)

アクセス
温泉・宿泊
山小屋
登山コース1


アクセスと山麓の宿

車:東北自動車道の福島飯坂ICで下りて、13号線で天元台ロープウエー湯元駅に着く。
電車・バス:山形新幹線のJR米沢駅で降りる。山交バスで白布温泉行バスに乗り、湯元駅前バス停で下車する。
山麓の宿湯元駅前下には白布温泉があり、旅館やホテルがある。天元台ロープウエーを降りた天元台には、天元台ロッヂとペンションがある。また、湯元駅から見上げて、ロープウエーの右側を登った中腹に新高湯温泉がある(徒歩25分、車4分)。登山者に人気がある。 


登山地図と登山コース

登山地図    GPC軌跡     鳥瞰図(カシミール3D)    高低図    
吾妻連峰は、福島と山形の県境に東西に横たわる。東には一切経山と東吾妻山、西には西吾妻山が位置する。西吾妻山が東吾妻山より60m 高いので、こちらに登って百名山とする。

 天元台からロープウエーと3本のリフトを乗りついで、一気に標高1820mの北望台に着く。北望台から登って白布温泉へ下るコースを勧める。湿原に咲く高山植物を気軽に楽しめることで人気がある。

 一方、一切経山から東吾妻山をめぐるコースでは、噴火による荒々しい景色から沼や湿原に咲く花を眺めることができて、なかなか良い。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 前日に安達太良山を奥岳に下山して、岳温泉から459号線と115号線を通って、裏磐梯ユースホステルに戻る。  

2009年5月31日 曇りと霧
北望台(12:30――→中大顛分岐(13:00――→梵天岩(13:45

――→西吾妻山(
14:00,14:30――→天狗岩(14:40――→

中大顛分岐(
15:10――→北望台(15:30) 
                 

 裏磐梯ユースホステルから西吾妻スカイバレーの白布峠を越えて、 天元台ロープウエー駅に着く。天元台ロープウエーと3本のリフトを乗りついで、標高1820mの北望台に着く。驚くことに、登山口の斜面は完全に雪に覆われている。登山シーズンに早いせいか、目印の赤旗どころか足跡も付いていない。12時30分に出発して、16時のリフト最終便に間に合うように戻ってこなければならない。

 登り始めが雪に隠れて分からない。ピッケルもアイゼンも持ってこなかったが、ダブルストックが役に立つ。若い時には春の剣岳の雪渓を何回も登ってきたので、躊躇はしない。今回も単独登山である。GPSを頼りに、足跡もついてない雪の付いたシラビソの樹林間を直登する。尾根に沿って左に曲がり始めた先にかもしか展望台がある。樹林帯を抜け出した台地上にあるが、視界が悪く遠方の山は見えない。さらに台地を進むと、中大顛分岐に出る。

 左に行くと人形岩に出るが、寄らずに湿原をゆるく下って行く。さらに徐々に登っていくと、いろは沼湿原(今は雪の下)の横を道は通る。7月になって雪が融けると、いろは沼湿原にはいろいろの高山植物が見られる。ここから、大きな岩が重なる梵天岩を目がけてゆるく登って行く。着いた梵天岩からの見通しは良く西吾妻山が眼前に見えるが、遠くは雲がかかってよく見えない。

 天狗岩方面に向かい、手前の分岐で左の道に入る。ゆるく下りながら西吾妻山に向けて登るが、雪の下で見えない登山道、見通しの利かない樹林と踏み抜く雪に難渋する。どこが頂上か判断しかねる。GPSを見ながら山頂と思われるあたりをぐるぐる回って、山頂に着いたことにする。

 山頂に立つ標柱は雪に埋もれて見えない。30分ぐらい時間をロスする。西吾妻山は全体がなだらかで特徴のない山なので、霧に巻かれた時には迷い易い。特に今回のように、開山前で登山道が雪に埋もれている場合には、迷い易いので注意しよう。

 西吾妻山から樹林の中をGPSを頼りに下るが、登りのトレースをはずしてしまい、見通しの利かない樹林の中で難渋する。何とか梵天岩と天狗岩を見通すことができたので、天狗岩分岐を経て梵天岩に戻る。後は来た道を急いで引き返し、リフト最終時間の30分前に天元台リフト乗り場に着く。

 今回は開山前であったことと、16時の最終リフトに乗る必要があったために、登るだけの登山になってしまった。これから、那須岳山麓のユースホステルに急ぐ。ポルシェ頑張れ。



中大顛分岐

いろは沼

梵天岩

西吾妻山