甲武信ヶ岳 
  関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
川上村観光案内
山梨市観光協会
日本アルプス登山ルートガイド

アクセス・交通: 1, 2, 3,
山麓の宿泊, 
温泉1,
登山コース: , , ,
 


アクセスと山麓の宿

車:中央高速道の長坂ICを下りて、141号線から川上村方面に右折する。梓山の高原野菜畑の中の立派な舗装路を走って、最後にカラマツ林間の砂利道を走ると、毛木平に着く。 西沢渓谷から登るときは、バス停近くの駐車場に車を泊める。
電車・バス:信濃川上駅からタクシーを利用して、毛木平に着く。西沢渓谷から登るときには、山梨駅あるいは塩沢駅からバスに乗る。
山麓の宿:深田久弥や多くの文人が泊まった歴史ある白木屋旅館を勧める。梓山(あずさやま)バス停から橋を渡ったところに、町営の立派な温泉施設があるので、下山後に汗を流してもよい。温泉施設の奥にはキャンプ場があるので、そこで前泊することもできる。西沢渓谷側にも民宿がある。


登山地図と登山コース

登山地図     GPC軌跡   鳥瞰図(カシミール3D, 下図)  高低図    
 長野県、埼玉県、山梨県の境界にあるので、東西南北から登山路が集まる。北からの毛木平、南東からの西沢渓谷および南西の大弛峠からのコースが一般的である。

 これらの中で大弛峠は標高が高く、稜線歩きで国師ケ岳を超えて山頂に着く。毛木平からのコースもアクセスが良い上に、短時間で登りやすい。千曲川に沿って穏やかに登り、千曲川源流から短く急登するだけである。山頂から下るときには、もと来た道を下るほかに、三宝山、武信白岩山、十文字峠を経て毛木平に下る周回コースをとることもできる。

 西沢渓谷から登るルートは南側の展望が優れるが、大弛峠や毛木平コースに比べて登りに時間がかかり、きつい。


 大弛峠の山小屋に泊まって甲武信岳と金峰山を二日間で登るのが、ピークハンティングには最も簡単だろうが、あまり勧めない。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 中央高速道の長坂ICを下りて、141号線から川上村、梓山の高原野菜畑の中の立派な舗装路を走る。舗装が切れて最後の1kmは、カラマツ林間の広い砂利道を走る。着いた毛木平の駐車場は舗装がしてあり、トイレも完備している。駐車場には、車が40台位は置ける。車中泊をしたと思われる3台の車が泊まっていた。

2009年9月15日 曇時々小雨
毛木平(8:20)――→大山祇神社(10:00,10:05)――→ナメ滝―――→

水源地標(
11:20,11:40)―――→稜線分岐(12:00)―――→甲武信岳

12:25,12:50)―――→水源地標(13:20,13:55 )―――→ナメ滝――→
                                     
大山祇神社(
14:50)―――→毛木平(16:20
               

 昨夜は梓山にある白木屋旅館に泊まった。毛木平の駐車場に車を置いて、8時20分に車止めのゲートの横から出発する。カラマツ林の林道を歩き左に十文字峡の道を見送り、大山祇神社を過ぎると林道歩きも終わって、千曲川源流遊歩道に入る。両側のカラマツの自然林は美しい。

 道をいったん高みに登り、沢筋に近付いて緩やかに登って行く。ナメ滝まで来ると小川になり、何度か渡り返しながらのんびりとさらに登っていく。川幅の狭い奥入瀬渓谷を歩いているようだ。川沿いの森林浴をしているようで、精神が癒される。あたりがシラビソなどの針葉樹になると、かぼそい流れになり、ついに流れが途絶えた所に「千曲川・信濃川水源地標」と書かれた標柱が立っている。ナメ滝から源流までの川沿いの歩きは、ここまでである。水源地標の横に座って、持ってきた弁当を食べる。

鬱蒼と茂った樹林帯の急斜面をジグザグに登ると、奥秩父の稜線に出る。稜線を左にたどると、ガレ場の急な登りを経て甲武信岳の頂上に達する。頂上から見ると、周りには霧がかかっていて視界が悪い。

 山頂にある道標に従って北に延びる尾根を下ると、十文字峠を経て毛木平に戻ることができる。しかし、その方向は霧に包まれて見通しがきかない。今回も単独行だし、熊の出没も怖いので、来た道を毛木平まで戻る。


稜線分岐

山頂

毛木平

ナメ滝

千曲川水源地標

稜線への登り