丹沢山  
  関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
秦野市観光協会
日本アルプス登山ルートガイド

アクセス・交通1,
山小屋1,
温泉
登山ルート1,


アクセスと山麓の宿

車:東名高速道路を秦野中井インターチェンジで降り、国道246号線の西大竹の信号を左折する。秦野市街から小田急線をくぐり、大倉入口を左折すると大倉に着く。大倉公共駐車場に車を泊める。
電車・バス:新宿から小田急線に乗り、秦野駅あるいは渋沢駅で降りる。バスに乗って大倉に着く。
山麓の宿:秦野駅周辺には7軒の宿がある。 


登山地図と登山コース

 登山地図     GPC軌跡    鳥瞰図(カシミール3D)    高低図  
 丹沢山地は東京に近いだけあって、多くの登山者が入山する。東から南にかけては多くの登山道が張りめぐらされている。どの登山道をとっても、丹沢山に登るためには1泊2日が必要である。マイカーの場合には、大倉登山口から大倉尾根、塔ノ岳(尊仏山荘宿泊)、丹沢山、塔ノ岳、鍋割山、大倉登山口に下山するコースを勧める。

 公共交通機関(小田急線とバス)を利用する場合には、丹沢山から塔ノ岳に引き返してヤビツ峠に下りるか、丹沢山から蛭ヶ岳を経由して東野バス停に下りることもできる。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 小田急線の渋沢駅からバスに乗り継いで、大倉登山口に入る。マイカーの場合には、登山口に大きな駐車場がある。下山後に時間があれば、県営秦野ビジターセンターに寄ろう。

日程:2009年11月30日から12月1日

2009年11月30日 曇り後晴
大倉バス停(
11:30)――→駒止茶屋(13:20)――→堀山の家(13:50

―――→花立山荘(
14:25)―――→金冷シ(14:45)―――→塔ノ岳

(尊仏山荘)(
15:05)
                

 11時30分に登山届を出してから車道に沿って上へ5分ほど分間歩くと、車道の右側に丹沢大山登山の看板がある。分岐している左側の塔の岳方面へのアスファルト道路に入る。杉林の中を登っていくと舗装が切れて、間もなく道が二股に分岐する。どちらをとっても700m先で合流するが、右側の道を登る。

 合流点を過ぎると、間もなく見晴茶屋の前を過ぎる。ここから石の混じる広い尾根道を一途に登ると、傾斜が緩んだ土の道になる。紅葉したもみじのトンネルに出るので、そこのベンチで昼食をとる。尾根道の上下が見通せるが、霧でまるで幽玄の世界にいるようである。

 駒止茶屋を過ぎ尾根道を登ると、間もなく堀山の家の前に出る。ここから木段を敷いた大倉尾根の急坂が始まる。霧が晴れて、遠景が見えるようになってきた。ザックが軽いので息が切れることはないが、二本のストックを上手に使って一気に花立山荘まで標高320mを登る。さらに木段で100mの高さを登り、傾斜が緩むと金冷しの分岐に出る。左の鍋割山への道を見送り、道を右にとり20分間傾斜の緩い尾根道を登ると、塔の岳の広い頂上に飛び出す。

視界が一気に開けて、目の前に尊仏山荘、左手の奥には左から蛭ヶ岳、不動ノ峰、竜ヶ馬場が見える。丹沢山は竜ヶ馬場の背後に隠れて見えない。尊仏山荘の今日の宿泊者は3名に過ぎない。多くの登山者は早朝に大倉を出て塔の岳往復で、なかなか泊まってくれないとの小屋番の話である。受付のカウンターには、有名な太った猫が陣取っている。夜に外に出ると、麓の町の夜景がきらきらと輝いて見える。

2009年12月1日 晴れ後曇り
尊仏山荘(
7:35)―――→竜ヶ馬場(8:15)――→丹沢山(8:35, 8:55

―――→竜ヶ馬場(
9:08)――→塔ノ岳(9:35,10:05)――→金冷シ

10:20)―――→花立山荘(10:40)―→堀山の家(11:05)――→

駒止茶屋(
11:30)―――→大倉バス停(12:25
           

 早朝に、小屋の前から日の出を見る。小屋の左横から下り始め、日高から植生保護柵の間を通る。振り返ると、塔の岳の頂上に尊仏山荘が望まれる。登山道に鹿の糞があちこちに落ちている。目の前に見えるこぶ状の竜ヶ馬場を越えてから登り返すと、百名山の看板のある丹沢山に出る。頂上は広場になっていて、その中にみやま山荘が建っている。葉の落ちた木の梢から、蛭が岳の頂上にある山荘が見える。

  休憩後、尊仏山荘への道を引き返す。途中で数頭の雌鹿と一頭の雄鹿に出くわす。立派な角を持ってこちらを見ている雄鹿の姿は、なんとも威厳がある。休憩を入れて丹沢山往復に2時間20分かかった。尊仏山荘からは大倉尾根を通って、登った道を引き返す。2時間20分かかって、大倉バス停に着いた。


山頂

丹沢山の下りから見る富士山

大倉登山口から600m先の分岐

大倉尾根の木段

塔ノ岳山頂

尊仏山荘

植生保護柵

竜ヶ馬場から望む丹沢山