富士山
   関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
富士河口湖総合観光情報サイト
富士吉田市役所
日本アルプス登山ルートガイド

アクセス・1,
マイカー規制
山小屋1,
登山コース: , ,  


アクセスと山麓の宿

車:中央自動車道を大月Jctから南下して、河口湖ICで降りる。富士スバルラインを登って、河口湖五合目の駐車場に車を泊める。大阪や名古屋から来る時は、東名自動車道の御殿場で降り、国道158号線を通って須走ICから中央自動車道に乗る。河口湖ICで降りて、富士スバルラインを登って、河口湖五合目の駐車場に車を泊める。
電車・バス:
JR中央本線の大月で降りる。富士急大月駅から富士急行のバスに乗って、河口湖五合目で降りる。新宿駅から河口湖五合目まで、直通バスがある。東海道新幹線の新富士駅と三島駅から、富士宮口新五合目まで直通バスがある。
山麓の宿:
河口湖五合目と富士宮口五合目には、何軒もの宿がある。


登山地図と登山コース  

登山地図   GPC軌跡   鳥瞰図(カシミール3D, 下図)  高低図  
2013年6月23日に富士山が世界文化遺産に登録されました。おめでとうございます。

 河口湖口五合目からの登山者が60%、次いで富士宮口新五合目からの登山者が多い。須走口や御殿場口からも登ることができる。車で来てないならば、登山口と下山口を変える方が楽しい。

 一気に山頂に登ると、3400mを越えたあたりで高山病の危険性がある。初日は七合目から八合目の小屋に泊まって、高度に体を順応させてから、翌日に山頂に登るようにする。富士山頂で日の出を見るため夜通し歩いて山頂を 目指す「弾丸登山」に対して、高山病の危険性のために地元から自粛運動が起きている。

 2012年6月28日の日本経済新聞紙上で、1泊登山者の登頂成功率は94.6%、全体の30%いる弾丸登山者の成功率は86.6%とでている(下山者に対するアンケート調査結果)。夏の最盛期には山小屋が大混雑して泊まることすらできなくなるために、弾丸登山になってしまう登山者も多いと思う。8月の第4週からは空いてくるので、そこから9月の第1週にかけて登る計画を立てるようにしたいものである。
 
 最盛期にはマイカー規制がおこなわれる。詳細情報については、「マイカー規制」をご覧ください。


登山ガイド

アクセスと山麓の宿 
 中央自動車道を大月Jctから南下して、河口湖ICで降りる。富士スバルラインを登って、河口湖五合目の駐車場に車を泊める。夏の登山シーズンには上の駐車場が満車になるので、順次下の駐車場に車を泊めることになる。


2009年9月10日 晴時々曇
河口湖口五合目(14:05)―――→泉ヶ滝(14:20)―――→六合目(14:45

―――→七合目(
16:05
                                             
 
 13時に河口湖五合目の登山口に着く。昼食後、14時5分に出発する。泉ヶ滝まで未舗装の車道をゆっくり登る。そこから右の登山道に入り、所々に岩が出た緩い坂を登って、六合目の安全指導センターに出る。ここまで40分かかった。この上で左から来る下山道と合流する。

 六合目から登りが始まる。始めは傾斜が緩やかだが、そのうちに石を階段状に敷いた急坂を1時間20分かけて登り、2740mにある七合目のトモエ館に着く。着く手前から頭が少し痛くなり、高山病と思われる症状が出るが、支障はない。宿泊者は8名で、6名の1区画を二人で使う。9月も10日になると、夏の賑わいは嘘のように静かである。夜は寒く、フリースを着込んで寝る。夜は星空で明日の好天を約束してくれている。

2009年9月11日 晴時々曇

七合目(5:30)―――→八合目(6:05)―――→本八合目(7:25,7:35

―――→久須志神社(
9:00, 9:05)―――→浅間大社奥宮(9:30,9:35

――→剣ヶ峰(
9:50,10:10)――→久須志神社(10:50)――→須走下山口

11:00)――→須走口八合目(11:45,11:50)――→六合目(13:25

――→泉ヶ滝(
13:50)―――→河口湖口五合目(14:10
                          
 
 日の出の写真を撮影後、5時30分に出発する。見上げる岩尾根の急な登山道には、山小屋がつながって見える。階段状の岩をジグザグに登り、八合目次いで本八合目のトモエ館に2時間かけて着く。10分間休憩後、急坂を登り白木の鳥居をくぐると、九合目久須志神社が現れる。最後に幅の狭い岩道を登り、鳥居をくぐると久須志神社に着く。

 まずは参拝を済ませようと思ったが、9月に入り神社に入る扉はすでに閉じられている。テレビで見ていたところでは、登山シーズンには久須志神社から売店の間は、参拝する人や土産物を買う人で混雑しているが、9月に入ると閑散としている。朝食の半分を食べる。


九合目久須志神社

久須志神社

閉店している売店(最盛期には富士山銀座といわれる)を通り抜けると、道標があり、左は下山口、右は剣ヶ峰への道である。小高い丘に登ると、火口、それを取り巻く火口壁、正面には富士山測候所のレーダードームがあった剣ヶ峰が見える。時計回りにお鉢めぐりをすることにする。大日岳、伊豆岳、成就岳といわれる小高い丘を越えると、浅間(せんげん)大社奥宮に着く。左から浅間大社奥宮富士宮口からの登山道が合流する。

 両側にロープが張られた滑りやすいレンガ色砂礫の坂道を登ると、剣ヶ峰に着く。山頂からは、眼下に大きな火口とそれを取り巻く火口壁が眺められる。その壮大な景色を眺めながらしばらく休憩する。富士山頂レーダードームは2001年9月に撤去されているが、背後では重油タンクの撤去作業が始まっている。


剣ヶ峰

山頂の大火口

須走口八合目

下山口
 
  火口の方に少し下ってから、登りかえして久須志神社に戻る。朝食の残りを食べてから、売店を通り抜けたところにある須走下山道道標から下山を始める。厚く積もった火山礫に足を取られながら、大きくジグザグに下る。

 左に下江戸屋のある須走口八合目に、登山コースを示す案内板が立っている。須走下山道道標からここまでは、富士スバルライン(河口湖五合目)・吉田口ルートと須走ルートは同じ道を下っている。富士スバルライン(河口湖五合目)・吉田口ルート(黄色表示)は案内板から左に進み、下江戸屋の脇を通って下る。須走口新五合目に下る須走コース(赤色表示)は右下に下る。河口湖五合目に下る人は、間違って須走口の登山道に入らないように注意する。視界の悪い時には、案内板を見逃して須走コースを下る登山者がでる。

 いやになるほどジグザグに下り続けると、公衆トイレに出る。傾斜が緩み土砂崩れよけのシェルターをいくつかくぐると、六合目で往路と合流する。以前は吉田大沢を下っていたが、昭和55年に大落石事故が発生したために、現在の場所に下山専用道が作られた。富士山安全指導センターの横を通って泉ヶ滝で車道に出る。後は往路を下り、河口湖口五合目に着く。

河口湖五合目

六合目

七合目からの日の出

山頂まで続く山小屋 

浅間大社奥宮
  剣ヶ峰への登り

シェルター

駐車場から見る富士山