鳳凰山 |
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関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。 ・南アルプス市観光協会 ・南アルプス市 ・南アルプス芦安山岳館 ・The Japan Alps
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アクセスと山麓の宿
車:中央自動車道の甲府昭和ICで降りて、国道20号線と県道20号線を通って、芦安温泉から夜叉神峠駐車場に着く。夜叉神峠駐車場までは通行可能であるが、事前にホームページで確認してほしい。なお、中部自動車道の双葉ICから、中部横断自動車を通って白根ICで降りる方法もあるが、白根ICが20号線から離れすぎている。 電車・バス:JR中央線の甲府駅から、広河原、夜叉神峠登山口および芦安温泉行のバスが出ている。 山麓の宿:芦安温泉バス停前の芦安温泉ロッヂに泊まって、早朝のバスで夜叉神峠登山口に向かう。 |
登山地図と登山コース
登山地図 | GPC軌跡 | 鳥瞰図(カシミール3D) | 高低図 |
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登山ガイド
アクセスと山麓の宿 中央自動車道の韮崎ICで下りて、国道52号線から芦安温泉に向かう。芦安温泉白雲荘に前泊する。翌日の早朝に、車を翌日泊まる芦安温泉ロッジの駐車場に移動する。 日程 2009年8月3日から8月4日 2009年8月3日 晴 芦安の南アルプス温泉ロッジ前を5時10分発のバスで出発する。夜叉神の森で下車する。駐車場には、すでに多くの車が駐車している。夜叉神峠に向けて出発する。ここから夜叉神峠までは、日帰りのハイキングコースになっている。登山道の両側は登るに従って、カラマツ林からミズナラへと変化する。1時間登ると夜叉神峠に出る。夜叉神峠小屋の前からは西側が開け、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山が望める。 ササ原を進むと鞍部に出る。カラマツからコメツガの樹林間を単調に登っていくと、やがて杖立峠に着く。鉄パイプを積み上げたピラミッド上のケルンが目印である。さらに樹林帯を登ると、開けた山火事の跡に出る。火事跡には朽ちた幹が残っているが、今はダケカンバの若木で覆われている。何年前に山火事があったのだろうか。 南御室小屋で南アルプスの湧水を飲み、ゆっくり昼食をとる。前後の樹海の底を思わせる場所である。登り始めの急な砂礫地もすぐ終わり、風化した花崗岩の間を登ると砂払岳の頂上に出る。野呂川を挟んで白峰三山が望め、行く先には薬師岳の岩峰が見える。素晴らしい景色である。砂払岳と薬師岳の鞍部に下ると、今夜泊まる薬師岳に着く。13時と早いが、この先に今日泊まれる小屋はない。砂払岳まで戻って景色を飽かず眺める。
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![]() 夜叉神峠登山口 |
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![]() 夜叉神峠 |
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![]() 苺平 |
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![]() 南御室小屋 |
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2009年8月4日 晴 6時10分に薬師岳小屋を出発する。ハイマツ帯を抜けると、10分ほどで広々とした薬師岳頂上に出る。南東には花崗岩の先に富士山が、南西には北岳が見える。西側は白砂の斜面に花崗岩が点在していて、庭園のように美しい。 薬師岳から稜線歩きを楽しみながら進むと、鳳凰三山の最高峰である観音岳に着く。巨岩が積み重なった山頂からは、周りの眺望が開けて、北に八ヶ岳、南東に富士山、北西には甲斐駒ヶ岳などが望まれる。 観音岳からアカヌケ沢の頭に向かう。白砂の鞍部から岩の尾根をたどるとアカヌケ沢の頭に出て、そこから賽の河原に下りる。正面には翼を広げたような地蔵岳のオベリスクが迫力ある姿で聳え立つ。足元には子宝を願う子宝地蔵が何体も安置されている。オベリスクの先端に、先ほど抜いていった薬師岳小屋のアルバイトの学生が立っているのが見える。
再びアカヌケ沢の頭に戻り、鞍部を越えて高嶺へ向けて登る。高嶺から樹林の中を350m急降下して白鳳峠に出る。休憩後、850m急降下してやっと野呂川沿いの広河原に出て、30分歩いて広河原のバス停に着く。15時のバスに乗って南アルプス温泉ロッジに戻り、ゆっくり温泉につかる。 |
![]() 薬師岳の山頂から望む白鳳三山 |
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![]() 観音岳の山頂 |
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![]() 観音岳から地蔵岳に続く稜線 |
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![]() 高嶺の山頂(後は北岳) |