宮之浦岳 |
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関係市町村のホームページから、下記の登山情報を見ることができます。 ・屋久島観光協会 ・屋久島観光センター
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アクセスと山麓の宿
飛行機・船:宮之浦岳のある屋久島へ行くためには、飛行機か船を利用する。飛行機便では、鹿児島-屋久島便、大阪(伊丹)-屋久島便と福岡−屋久島便が就航している。船便では、鹿児島本港南埠頭から宮之浦港まで、ジェットフォイルとフェリーが運航している。 バス・タクシー:淀川登山口に行くためには、バスで宮之浦港-空港前-屋久島自然館-荒川三叉路経由で紀元杉まで入り、そこから30分歩く。タクシーに乗ると、直接淀川登山口まで行くことができる。なお、荒川登山口へ行くためには、屋久島自然館で荒川登山バスに乗り換える。 山麓の宿:宮之浦や安房などに、ホテル、旅館、ユースホステルや多くの民宿がある。また、三か所のキャンプ場もある。 |
登山地図と登山コース
登山地図 | GPC軌跡 | 鳥瞰図(カシミール3D) | 高低図 |
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登山ガイド
アクセスと山麓の宿 富山空港から羽田空港を経由して鹿児島空港で降りる。そこで、エアコミューター機に乗り換えて、13時30分に屋久島空港に着く。タクシーに乗り、途中のホームセンターでガスカートリッジと点火用ライターを購入後、淀川登山口に向かう。紀元杉のバス停でタクシーを降りる。料金は7450円なり。紀元杉を見てから、15時に淀川登山口に到着する。 日程 2009年5月12日から5月14日 5月12日 うす曇、夜半まで時々小雨 淀川登山口(15:20)――→淀川小屋(15:55) 15時20分に淀川小屋に向けて木段を登りだす。ゴールデンウィークを過ぎて混んでいないので、テント無しのザック重量は12.5kgである。木の根が露出していて歩きにくいところもあるが、木道や階段が整備されていて多くは歩き易い。何回かの登り降りを繰り返して、涸れ谷を横切ると15時55分に無人小屋の淀川小屋に着く。1階の奥に寝る場所を確保する。ザックや靴は小屋の中に持ち込めないので、小屋の山側にある物置に置く。土間の周りを囲む板の間で寝るので、マットは必需品である。 横を流れる小川から汲んだ水を沸かして、それをアルファ米の袋に入れて蒸らした後で、暖めたレトルトのハヤシライスをかけて食べる。途中で頂上から地元の中学生21名が下りてきて、にぎやかになった。食事を食べ終わった頃からぽつぽつ雨が降ってきた。宿泊者は中学生を入れて、30名弱で余裕があった。 |
![]() 淀川登山口 |
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![]() 淀川小屋 |
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5月13日 晴時々曇 黒味岳の分岐を過ぎてから山麓を巻くように登って行くと、斜面に大岩が点在する投石平に着く。平といっても登山道脇がロープで囲われていて、腰を下ろす場所は少ない。10分間休憩後、80mを急登してから、左に巻くように進むと登山道の右上に遭難碑を見る。
山頂からクマザサの間を急降下すると、焼野三叉路に出る。ここから稜線を少し登り返すと平石岩屋がある展望台に出る。ここから短い岩場を下り、なおも稜線を行く。坊主岩を左に見送ると、間もなく新高塚小屋に着く。二階に場所を確保してから、レトルトのハヤシライスを作って食べる。宿泊者は12名ぐらいで、小屋は空いていた。顔ぶれは淀川小屋での顔ぶれとほとんど同じで、親しみが持てる人ばかりであった。 |
![]() 花乃江河 |
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![]() 小揚子川源流部から見る宮之浦岳 |
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![]() 平石岩屋 |
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![]() 新高塚小屋 |
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5月14日 晴時々曇 展望デッキを下り、木の階段と木道が敷かれた小さな谷を数本越えて、木の根の露出した道を進む。途中に夫婦杉、大王杉を見過ごしてから、急降下すると苔むした広場に出ると、ウイルソン株が現れる。下部の中は空洞で、小さな祠が祭られ、清水が湧いている。 休憩後、しばらく下ると大株歩道入口に出る。橋を渡った先でトイレ休憩する。水洗、洋式できれいである。ここからは単調な軌道敷を歩き続けると、楠川分かれに着くので休憩する。楠川分岐から左の斜面を280m急登すると、辻峠に出る。ここから白谷雲水峡を下る。 かって屋久杉の運搬に使われた石畳の道の両側には、伐採跡地、切り株や土埋木が散乱し、それらを苔が覆い、原始の森の様相を見せてくれる。白谷山荘からさらに下ると白妙の滝に出て、しばらく歩くと白谷広場に着く。白谷雲水峡には、中高校生やハイキングの家族が沢山登ってきていた。
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![]() 高塚小屋 |
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![]() 縄文杉 |
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![]() ウイルソン株の前で |
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![]() 大株歩道入口 |
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![]() 楠川分かれ手前の軌道敷 |