霧島山
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
えびの市観光協会
霧島市ホームページ
登山規制1,

アクセス
温泉 
登山情報:


アクセスと山麓の宿

車:鹿児島空港で降りてレンタカーを借りる。56号線から223号線に入り、霧島温泉郷を通ってえびの高原に着く。霧島連山の中腹を走る高原道路で、九州自動車道を利用するより、お金とガソリンを節約できる。
電車・バス:鹿児島空港からえびの高原へ行く公共交通手段は、不便である。空港で降りてレンタカーを借りる。
山麓の宿:登山口駐車場の先には、国民宿舎えびの高原荘がある。近くのえびの高原キャンプ村には、日帰り温泉施設や露天風呂があるので、下山後に利用できる。また、来た道を少し戻れば、霧島温泉郷がある。


登山地図と登山コース

登山地図 GPC軌跡   鳥瞰図(カシミール3D) 高低図  
 霧島山とは、宮崎県と鹿児島県の県境に広がる霧島火山群の総称であり、最高峰は韓国岳(からくにだけ)である。大小23の火山、完全火口15、火口湖10のうち大半は山頂付近から見下ろせる。

 
韓国岳へは、北西にあるえびの高原韓国岳登山口と、南西にある大浪池登山口から登るコースがある。韓国岳登山口から登り、大浪池を半周回してから下るコースを勧める。登りには溶岩に覆われた登山路を歩き、下りにはアカマツやツガの針葉樹林帯の森の中を歩くことができる。 

韓国岳、高千穂峰へは登山が可能ですが、新燃岳については立ち入りが規制されているので、高千穂岳へ縦走はできません。「登山情報」参照。


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 
  かいもん山麓ふれあい公園から、池田湖半を経由して国道226号線に出る。鹿児島市で九州自動車道に入り、えびのJct、宮崎自動車道、小林ICで下りてえびの高原に向かう。

 やっと着いたえびの高原キャンプ場は4月1日から開業で、入口には鎖がしてあった。やむなく近くの国民宿舎えびの高原荘に泊まる。1万1千円したが、広々とした気持ちの良い宿であった。時間が早かったので、15分歩いて韓国山登山口まで散歩してくる。

2008年3月31日 うす曇の寒い日
えびの高原(8:00)――→韓国岳登山口(8:15 )――→五合目(8:45)

――→霧島山(韓国岳)(9:15,9:25)――→避難小屋(10:10)――→

大浪池休憩所(10:50,11:00)――→大浪池登山口(11:30)
                                       


 えびの高原バス停から、東に通じる遊歩道を進む。いったんえびのスカイラインに出てから、右にある韓国岳登山口を右折する。また、えびの高原バス停からえびのスカイラインを車で下ると、すぐ右側(山側)に駐車場があり、車が10台ぐらい置くことができる。すでに標高は1250mある。韓国岳との標高差は420mに過ぎないので、高千穂河原までの縦走予定で出発したが、登るほどに風が強くなり非常に寒い。五合目まで登ると韓国岳が見えるはずだが、中腹から上は雲の中で視界がない上に、強風が吹き荒れている。

 赤茶けた火山礫を踏んで火口縁に近づくと、ミヤマキリシマの枝には雪が凍りつき、足元の土壌や岩にはえびの尻尾が出来ている。まるで冬の風景である。火口縁のあたりは6月初旬になると、ミヤマキリシマの赤に染まる。

 火山縁を登っていくと、山頂は大きな溶岩塊に覆われている。爆裂火口の南側縁にいるのだが、火口側から冷たい霧が噴き上げてくるために、爆裂火口や北西側の火山湖は全く見えない。山頂で2人の登山者と一緒になる。強風に雲が飛ばされて、たまに高千穂峰までの稜線が見えるが、強風で稜線が寒すぎるので、縦走を断念する。

二人と一緒に大浪池へ下ることにする。頂上下にある道標に従って、登山道を急降下する。霧に覆われると、下山口が見えにくい。ところどころにある木製の階段を滑らないように下ると、晴れ間に青黒い大浪池が見渡せる。やがて、韓国岳避難小屋が建つ平坦地に出る。

 ここで道が分岐して、時計回りと反時計周りで大浪池を半周回することができる。時計回りで大浪池を半周回することにした。ゆるやかに登っていくと、右側には群青色の湖面が望まれ神秘的ですらある。緩やかな下山道の左右には、黄色の万作がところどころに群生している。

 大浪湖を時計回りで半周すると、下りきった所にある大浪池休憩所に出る。大浪池越えの韓国岳を見納めしながら休憩する。寒いので大浪池を周回して、えびの高原に下るのを止める。

 大浪池休憩所から、アカマツやツガの針葉樹林帯の中に敷かれた石畳の道を下る。30分位で大浪池登山口のある県道・えびのスカイラインに出る。同行の人の車に同乗させてもらって、えびの高原荘に戻る。

 昼食後、阿蘇山に向かうために、えびのJctへ向けて出発する。





韓国岳山頂

大浪池

韓国岳の下りから振り返る

韓国岳から高千穂峰への稜線

大浪池休憩所から見上げる韓国岳