皇海山

(沼田市観光協会)
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。

沼田市観光協会
武尊花咲民宿組合

アクセス・交通:
宿泊施設:
温泉:
登山コース:


アクセスと山麓の宿

車:関越自動車道の沼田ICで降りる。国道120号線を進み、追貝ルートと根利ルートから皇海橋に行くが、両ルートともに非常な悪路である。@追貝ルート:国道120号線の老神温泉分岐を過ぎて日光方面へ1kmほど走ると、二股に分かれる信号が見え両方に橋がかかっているので、右側(利根町振興局側)の古い橋を渡る。さらに300mくらい行くと、とねしん(銀行)が正面に見えてくる。皇海山の看板がある所を入って行き、集落を過ぎ、展望が開けた畑を道なりに5分程行くと道の右手前にNHK利根中継放送所という看板が見えてくるので、そこを右に入れば栗原川林道で、あとはまっすぐ進めばよい。林道走行は20km、所要時間は1時間である。A根利ルート:沼田市内から桐生市に通じる62号線(県道大間々線)を進み、県道大間々線を左折する。根利を経由して、皇海橋に着く。
電車・バス:上越新幹線の上毛高原駅で降りて、関越交通バスで武尊花咲高原あるいは老神温泉に前泊する。前もって、皇海橋への送迎を確認する。
山麓の宿:武尊花咲高原あるいは老神温泉の宿に泊まる。栗原川林道は悪路の上に狭いので、どちらかの宿に泊まっても、皇海橋まで送迎してもらうほうが良い。宿泊の予約時に、送迎と費用を確認すること。

登山地図と登山コース

登山地図    GPC軌跡    鳥瞰図(カシミール3D, 下図)   高低図    
 足尾銅山跡の銀山平から庚申山と鋸山を経て皇海山を往復する1泊2日の長いコース歩きを強いられていたが、皇海橋からのコースが開かれてから、皇海山を日帰りで往復することが可能になった。今ではほとんどの登山者がこのコースを使って登っている。皇海橋から不動沢を数回徒渉してから、岩の転がる涸沢を沿って登っていく。大雨の時は涸沢を水が流れ下るので、登山を避けるほうが良い。

 沼田市から入る皇海橋までの栗原川林道と栗原川根利林道は悪路で有名である。両林道とも通れない期間があるので、前もって沼田市観光交流課
(電話0278-23-2111)まで問い合わせること。前日に地元のペンションや民宿に泊まって、皇海橋までの送迎車を利用することを勧める。


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 菖蒲ヶ浜キャンプ場から、120号線で金精峠と丸沼高原を通り、鎌田、平川を過ぎて武尊高原のペンション村に泊まる。翌日は、皇海橋まで送迎してもらう。送迎代がかかる。

2010年6月13日 晴時々曇り
皇海橋(8:00――→小さな広場(8:40, 8:50――→広い二股(8:55

――→
最上部の二股(
9:17――→不動沢のコル(9:35,9:45――→

皇海山(
10:35,11:20――→不動沢のコル(11:50――→広い二股

12:12――→皇海橋(13:05)  
       

 武尊高原のペンションから送迎車に乗り、栗原川根利林道経由1時間30分で皇海橋に着く。途中から舗装が切れて、ガタガタの悪路を山奥に分け入る。橋の両側の駐車場には、すでに20台近い車が入っている。

 皇海橋を渡ってから、「皇海山山頂入口」の道標に従って登山道に入る。カラマツ林をしばらく行き、不動沢を石伝いに対岸に渡る。沢筋から少し離れた左沿いの道を緩やかに登っていく。左から入る枝沢を3度渡り、沢の左側を緩やかに登っていく。やがて沢を右に渡ると小さな広場に出るので、ここで休憩する。

水がほとんど流れていない沢を登っていくと、沢が分岐する右側に岩がごろごろ盛り上がった「広い二俣」に着く。道標に従って右の沢に入る。沢といってもV字型に削られた山道といったほうがよい。この先の「小さな二俣」でも右の沢に入る。その次に現れる二俣ではそのまま進み左の沢に入る。道標が見にくいので注意すること。

 さらに水がほとんど流れていない涸沢をさか登ると、最上部の二俣に出る。ここから右の沢に入る。この先にある滑りやすい土の急坂をロープと木の枝につかまりながら登る。これを登りきり樹林帯を抜けると、不動沢のコルに着く。視界が開けて、眼前にギザギザの山稜をした鋸山が見えるので小休憩する。

 鋸山の左に見えるいくつものピークと庚申山を越えて、足尾銅山跡の銀山平に至るコースが延びている。皇海橋からのコースが開かれてから、この銀山平から皇海山を往復する1泊2日のコースを使って、登る人はほとんどいなくなった。

皇海山の頂上へは分岐を左に進む。樹林帯から笹原を抜けると再び樹林帯に入り、木の根が張った急坂を登る。やがて大岩の間を抜けて青銅の剣が祭られている場所を過ぎると、間もなく皇海山の頂上に出る。山頂部は平坦で樹林に囲まれていて眺望には恵まれないが、樹間から奥白根山が望まれる。

 昼食をとりながら40分間休憩する。下山は往路を戻る。皇海橋駐車場で待っていた送迎車に乗って、ペンションに戻る。咲花温泉で汗を流してっさっぱりする。尾瀬から下山した登山者が、沢山利用している。

 今回は、筑波山、男体山と皇海山に登った。天気には恵まれた。沼田ICから関越自動車道に入り、新潟中央Jctから北陸自動車道で富山に戻る。









皇海山登山口

不動沢

稜線分岐から見る鋸岳

皇海山への最後の登り

山頂