武尊山
関係市町村のホームページから、下記の登山情報を見ることができます。
川場村観光協会
みなかみ町観光協会
片品村観光協会

日本アルプス登山ルートガイド
アクセス・交通:1,
宿泊:花咲武尊高原, 宝台樹
キャンプ場: ,
温泉1,  
登山コース:,


アクセスと山麓の宿

車:裏見ノ滝駐車場から登る時には、関越自動車道の水上ICで降りる。291号線から大穴信号を右折して、63号線(奥利根ゆけむり街道)を進む。藤原湖を左に見ながら進み、二つ目のトンネルを出たところにある武尊橋で右折する。やすらぎの森キャンプ場(宝台樹キャンプ場)を過ぎて、裏見ノ滝駐車場に着く。武尊高原から登る時には、関越自動車道の沼田ICから120号線(沼田街道)を通って、平川の信号で左折して64号線に入る。武尊高原側登山口の駐車場に着く。
電車・バス:裏見ノ滝駐車場から登る時には、上越新幹線の水上駅で降りる。宝川温泉または湯ノ小屋行きのバスに乗車して、武尊橋で下車する。宝台樹キャンプ場を利用する場合には、電話すると迎えに来てくれる。武尊高原側から登る時には、上越新幹線沼田駅で降り、尾瀬戸倉行きのバスに乗る。武尊高原口で降りて、宿に電話して送迎を依頼する。
山麓の宿:裏見ノ滝から登る時には、水上温泉周辺で泊まるか、駐車場手前にあるやすらぎの森キャンプ場で前泊する。武尊高原側から登る時には、周辺の民宿やペンション村に前泊する。登山口まで送迎してくれる。


登山地図と登山コース

登山地図    GPC軌跡    鳥瞰図(カシミール3D, 下図)  高低図    
 裏見ノ滝駐車場から武尊山を周遊するコースと、武尊牧場から往復するコースが一般的である。前者の周遊コースは剣ヶ峰あるいは藤原コースのどちらから回っても、行者ころげの岩場の登下降、そして剣ヶ峰分岐下の厳しい登下降が待っている。
 熟練者ならばこのコースを選んでよいが、初心者は武尊高原から往復するコースを勧める。武尊高原からのルートは@旭小屋コース(岩場のある健脚向き)、A武尊高原川場キャンプ場コース(初心者向き)、B川場野営場コース(現在最もよく歩かれる一般的なコース)がある。

 裏見ノ滝駐車場から登る時には、駐車場手前にある水上宝台樹やすらぎの森キャンプ場に前泊するのが便利である。武尊高原から登る時には、武尊山麓のペンションあるいは民宿に泊まり、翌朝に登山口の駐車場に車を置く。マイカーでない人には登山口まで送迎してくれるので、前もって確認すること。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 日光白根山を下山後、120号線を通って沼田ICから関越自動車道に乗る。水上ICを降りて291号線から63号線(奥利根ゆけむり街道)を通って、水上高原ホテル200で泊まる。久しぶりに立派なホテルに泊まった。

2010年8月24日
裏見ノ滝駐車場(
9:10――→林道終点(9:55――→武尊沢徒渉点

10:40,10:45――→剣ヶ峰山肩の分岐(12:10,12:20――→武尊山

13:45,14:15――→手小屋沢分岐(15:55――→林道終点(16:40

――→裏見ノ滝駐車場(
17:25
           

 水上高原ホテル200を出発して63号線を戻り、武尊橋からやすらぎの森キャンプ場を過ぎて、裏見ノ滝駐車場に着く。裏見ノ滝駐車場は舗装がしてあり、車が20台ぐらいは置ける。奥にはトイレもある。駐車場から武尊山への標識に従って林道を歩き出すと、数分で武尊神社の前に出る。ゲートを通って砂利道の林道を45分黙々と歩くと、林道終点に至る。これが長い。帰りにはいやになってくる。手小屋沢避難小屋に通じる道が左に分岐している。分岐点を直進して剣ヶ峰経由の道をとる。

 すぐに小さな沢を渡り、ブナ林の尾根を巻きながら登って行くと、45分で武尊沢徒渉点に着く。今は夏の渇水期にあたり飛び石伝いにわたることができるが、増水期には注意したい場所である。

 徒渉点を過ぎて、原生林の尾根に入る。露岩や木の根にすがって急峻な道を480m直登しやせた尾根に出ると、まもなく1950mの剣ヶ峰山への分岐に着く。このヤセ尾根を若い女性グループが下っていったが、腰が引けて岩や木の根にお尻をつけて足を前に出す状態であった。分岐から、目の先に尖がった剣ヶ峰山が樹林越しに見えるが、これまでの登りに余りにも力を使ったのでそこへ登ることをあきらめる。

 分岐を左にとり小さなアップダウンを繰り返しながら進むと、武尊山との鞍部に出る。眼前に両肩を張ったような山容の武尊山が迫り、右後方には尖がった剣ヶ峰山が望まれる。直射日光を受けてあまりにも暑いので、武尊山の最後の登りの前に休憩する。

 ここから岩屑が堆積するガレ場の急斜面を登ると、武尊山の山頂に出る。山頂直下で、右から武尊牧場からの登山路が合流する。山頂には一等三角点と方位盤がある。方位盤に合わせて周囲を見渡すと、北から南にかけて至仏山、巻機山、谷川連邦、赤城山らしき山が見えるが、山頂はかすんで確認できない。

 昼食後、藤原コースを下山する。ハイマツの尾根を下って、藤原武尊の岩場から行者ころげの岩場を下降する。鎖を右手に持って左手で岩角をつかみながら、三点確保の要領で足元の切れた岩場を慎重に下る。鎖の下にかけられたはしごを下り、一番目の行者ころげの岩場を通過する。更に鎖のかかった急な岩場を二つ越えて、針葉樹林の急な岩場を下ると、右下に手小屋沢避難小屋が見える。

 尾根から下ってみると、ドーム型の避難小屋である。尾根に登り返して少し進むと、手小屋沢分岐に出る。小休憩する。岩場にかかる長い鎖をつかんで登下降する際には、両手に鎖を持って体重をあずけないこと。鎖が固定されていない場合が多いので、体が振られることがある。

 分岐点から左の武尊沢林道終点に向けて下り、小さな沢を何度か渡るとまもなく林道終点に着く。ここから裏見ノ滝駐車場まで往路を戻る。8時間の予想以上のきついコースであった。市販の登山ガイドブックの中には、このコースを初心者用と書いてあるものがあるが、想像以上に厳しい。現在はこの厳しいコースを避けて、武尊高原側から登る人が増えてきている。

 今回は、日光白根山と武尊山に登った。今夜は水上温泉にある谷川岳ラズベリーユースホステルに泊まる。明日は谷川岳の一の倉沢に寄ってから富山に帰る。


剣ヶ峰と手小屋沢避難小屋分岐

鞍部から望む武尊山

前武尊を通って武尊牧場へ至る

山頂

行者ころげの鎖場