焼岳 |
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関係市町村のホームページなどから、下記の情報を見ることができる。 ・北アルプス山小屋友公会 ・The Japan Alps
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アクセスと山麓の宿
車:東京から来る時は、中央自動車度と長野自動車道を通って、松本ICで降りる。国道158号線を通って沢渡周辺の駐車場に車を泊める。そこから、上高地行きの連絡バスに乗る。関西や東海地方から来る時は、東海北陸自動車道を飛騨清見Jctで降りて、中部縦貫道に入り高山ICで降りる。国道158号線を通って平湯温泉のあかんだな駐車場に車を泊める。連絡バスに乗って上高地バスターミナルで下りる。 電車とバス:東京からはJR中央本線に乗って松本駅で降り、上高地行きのバスに乗る。関西や東海地方からは、JR高山本線の高山駅で降り、上高地行きのバスに乗る。東京、大阪、名古屋からは、上高地への直通バスが出ている。 山麓の宿:上高地手前の沢渡や坂巻温泉に泊まるならば、上高地まで入って付近を散策後、西糸屋山荘別館に前泊するのが良い。新中の湯コース経由で下りるならば、中の湯温泉旅館で汗を流した後で、タクシーで上高地に戻る。新中の湯コースで登るならば、中の湯温泉旅館で前泊する。 |
登山地図と登山コース
登山地図 | GPC軌跡 | 鳥瞰図(カシミール3D, 下図) | 高低図 |
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登山ガイド
アクセスと山麓の宿 薬師岳を折立に下山してから、林道大山高山線を通って国道471号線の駒止橋に出る。平湯温泉奥のあかんだな駐車場に車をおいて、上高地行の連絡バスに乗って上高地バスターミナルで降りる。河童橋を渡って、西糸屋山荘別館で泊まる。 2011年10月10日 晴 上高地(8:10)―→焼岳登山口(8:30)―→新中尾峠(10:55,11:05)―→ 焼岳北峰(12:15,13:05)―→下堀沢出合(14:10)―→中の湯登山口 (15:05) 梓川右岸の治山運搬路を15分下ると、右に西穂高登山口がある。。さらに下ると右手に焼岳登山口がある。笹と広葉樹林の茂る山裾を進むと、下湯沢の小さな流れを越えて渋沢に突き当たる。ここから渋沢の左岸に沿って、木の根が張り出す登山道をひたすら登る。間も無く登山道の左に、焼岳の噴火による崩壊地が見えてくる。路肩が切れ落ちているので注意する。 ガレ場を登り、、最初に現れる岩壁帯をはしごで乗り越える。岩場を左折すると草地の斜面に出る。渋沢越えに、焼岳の山頂が見えてくる。岩壁にかかる20mぐらいの梯子を越えてから、鎖のかかる岩場を右に曲がりこむ。草地の急坂を登りきった足場の岩に、「小屋まで121歩」と書いてある。新中尾峠には、松本市営の焼岳小屋が立っている。巨大な大岩の前のベンチで休憩する。 小屋の前を過ぎたところにある分岐を左折する。稜線を少し登ると、展望台に出る。北東には穂高連峰が見え、北西には笠ヶ岳が望める。展望台からわずかに下ると、中尾峠に出る。 ここから山頂部の溶岩ドームに取りつく。あたりは溶岩が固まった荒涼たる山肌に一変する。ガレ場を渡ってから小さな尾根を登り、溶岩壁に沿って進むと山頂直下の小さな鞍部に出る。多くの登山者が、楽しそうに昼食を食べている。 大岩の隙間からは、硫黄くさい噴気が噴出している。右側から岩場をよじ登り、北峰の山頂に飛び出す。穂高連峰の右側から梓川が蛇行を始め、その先には大正池が青い水をたたえている。また、山頂から南峰を経て取り囲む火口壁の底には、旧火口跡の正賀池を見下ろすことができる。 山頂から山頂直下の小さな鞍部に戻り、中の湯の道標に従って右に曲がる。溶岩ドームから噴き上げる噴気の下を通過して、南峰との鞍部に下りる。左に曲がってペンキの印に従って窪地をどんどん下ると、下堀沢出合に着く。右に直角に曲がった先20m位に、左に入る中の湯バス停に通じる細い道がある。そこを進む予定であったが、2011年8月から落石のために不通であった。やむなく直進して、新中の湯ルートを下る。 1972mの小突起を過ぎてブナ林の急斜面を下ると、安房峠の旧道(11号カーブ)に飛び出す。路肩の広場には15台ぐらいの車が置けそうである。そこからタクシーに分乗して中の湯バス停に出て、シャトルバスで上高地に戻る。なお、道路を横断して下ると、中の湯温泉旅館の裏手に出る。遠方の人は、ここに泊まって、翌日に帰宅することを勧める。
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![]() 登山口 |
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![]() 岩壁帯にかけられた長い梯子 |
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![]() 新中尾峠にある焼岳小屋 |
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![]() 山頂直下の鞍部 |
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![]() 焼岳北峰山頂 |
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![]() 北峰から見下ろす正賀池 |