雨飾山
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
・小谷村観光
糸魚川観光協会
日本アルプス登山ルートガイド

アクセス:, 3,, 4, 5,
宿泊:雨飾温泉1,
キャンプ場 登山コース1
登山コース2,


アクセスと山麓の宿

車:東京から来る時には、中央自動車道と長野自動車道を通り、豊科ICで降りる。長野自動車道に沿って走り、四つ目の信号を過ぎてスイス村のとんがり屋根が見えたら、五つ目の重柳の信号(大町・白馬方面)で右折して北アルプスパノマロードを走る。147号線に入り、大町市街を通って148号線に入る。白馬駅を越えて、最初の中土と平倉トンネルの間の信号で小谷温泉口方向に右折する。小谷温泉と雨飾荘を過ぎ、看板の地図のある三叉路を右折する雨飾高原キャンプ場の駐車場に着く。
電車・バス:JR大糸線の南小谷駅から小谷村村営バスに乗り、終点「雨飾荘」で下車する。登山口まで約50分歩く。不便なので、JR南小谷駅からタクシーを利用する。
山麓の宿:雨飾山の南には小谷温泉、北には雨飾温泉雨飾荘がある。下山後には、秘湯の小谷温泉か雨飾温泉に泊まってから帰ることを勧める。


登山地図と登山コース

登山地図    GPC軌跡    鳥瞰図(カシミール3D, 下図) 高低図 
 長野県側の小谷温泉と新潟県側の雨飾温泉から登るルートがある。両温泉は、山の秘湯として名が知られている。小谷温泉かキャンプ場に前泊して、雨飾高原キャンプ場から頂上を往復する人が多い。
 
 マイカーでなければ、二つの温泉を結ぶコースを勧める。その場合には、雨飾高原キャンプ場の標高が雨飾温泉より260m高いので、雨飾高原登山口から登って雨飾温泉に下りるほうが楽である


 雨飾高原登山口を過ぎて急登にかかるあたりから、新緑時には鮮やかなブナの樹林帯が続く。紅葉時にはあたり一帯が紅葉に染まり、見事である。荒管沢(あらすげさわ)一帯は7月初旬まで雪が残る。ここから見上げる布団菱(ふとんびし)の岩稜は、圧巻である。  

 
登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 北陸自走車道の糸魚川から、国道148号線に入る。トンネル内の信号で小谷温泉口方向に進む。道は所々狭いところもある。小谷温泉を過ぎてさらに登っていくと、雨飾高原登山口の駐車場に着く。

2001年10月21日 晴時々曇り
雨飾高原登山口(
10:00)――→荒管沢(11:30,11:45)――→分岐

12:45,13:00)――→笹平(13:20)――→山頂(13:45,14:05)――→

笹平(
14:20)――→分岐(14:35)――→荒管沢(15:35,15:45)――→

雨飾高原登山口(
16:40
               

 小谷温泉休憩舎手前の駐車場に車を泊める。登山口の休憩舎から緩やかに下って、大海川の広川原の木道を歩く。間もなくベンチがある尾根の取り付き地点に出る。ここらの湿原には、6月に水芭蕉が咲く。登山道には、歩行距離400m毎、11箇所に「1/11」などと書かれた標識があるので、どこまで登っているか目安にできる。。

 取り付き地点「2/11」から、ぶなの大木が茂る急坂を登り始める。所々に木の根が露出している。ぶなが夏の日差しを遮ってくれるので嬉しいが、標高が低いので汗をかく。尾根をはずれて右に回り込むようにすると、高みに出る。南峰から出ている尾根を左にトラバースしてから、下ると大海川の支流の一つである荒管沢(あらすげさわ)に着く。岩がごろごろ転がる河原の中を、水が流れている。6月に来た時には、高みから荒管沢の間には雪が残っていたので、トラバースには滑らないように気をつけた。上流を見上げると、布団菱の大岩壁と左の雨飾山に続く稜線が見える。ここで休憩する。

 荒管沢から樹林帯の中の尾根を急登する。泥の滑りやすい道や浮石を踏まないように注意する。「8/11から9/11」の間には、ロープのついた急な登りが多い。樹林の背が低くなって、視界が開けてくる。最後に木のハシゴを登ると、間もなく笹平の縁にある金山分岐に出る。眼前には、波打つように広がる笹原の先に、こんもりした雨飾山がのっている。右に行くと、海谷三山の金山に通じる道が延びている。分岐点で雨飾山を見ながら休憩する。

 登山口から雨飾山までの間にトイレは無い。もよおした人は分岐の金山側で用を足すので、汚物と白い紙が目立ち、まことに不衛生である。多くの登山者が地元の温泉に泊まるのだから、この分岐に簡易トイレを作ることを地元の糸魚川市小谷村役場にお願いする。

 分岐から左に道をとり、笹原の中を爽快な気分で歩く。夏には高山植物が見られる所である。間もなく笹平に着く。右から雨飾温泉から来る道と合流する。合流点をそのまま真っ直ぐ進み、一度鞍部に下がってから急坂を100mぐら登ると、山頂に着く。雨飾山は双耳峰であり、三角点は標高がわずかに高い南峰にある。南峰のすぐ先にあるのが北峰である。山頂からは、西のすぐそばに北アルプス連峰が聳えている。

 帰りは来た道を戻るが、分岐から荒管沢間はハシゴ、浮石と泥道の急降下が続くので慎重に下る。特に雨の後では、滑りやすいので注意する。

荒管沢

笹平から見る雨飾山

山頂