大台ケ原 
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
上北山村観光情報
吉野熊野国立公園大台ケ原

アクセス:
温泉宿泊
登山コース:


アクセスと山麓の宿

車:東京・名古屋から来る時は、東名阪自動車道から名阪国道「針I.C.」で降りる。国道369号線と国道370号線を経て、国道169号線(大台ケ原ドライブウエー) で大台ケ原駐車場に着く。大阪、京都、奈良方面から来る時は、上部の「アクセス」をご覧ください。
電車・バス:近鉄大和上市駅から、大台ヶ原行き路線バスが運行されている(奈良交通バスにて、湯盛温泉 杉の湯経由、池原方面行に乗車)。
山麓の宿:大台ケ原にある「心・湯冶館旧(大台荘・大台の家)」が、駐車場の前にある。大広間に泊まると安い。


登山地図と登山ルート

登山地図   GPS軌跡    鳥瞰図(カシミール3D) 高低図 
 大台ケ原は標高1570mにある広大な台地である。その最高峰は日出ヶ岳である。

 大台ケ原駐車場を挟んで東南部の東大台コースと北西部の西大台コースに分かれる。変化のある景観から、東大台周遊コースに人気がある。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 大峰山を下山して、行者還トンネル西口の駐車場に戻る。15時30分に出発して行者還トンネル、東熊野道、新伯母峰トンネル出口を左折して、16時45分に大台ケ原駐車場に着く。駐車場の標高はすでに1570mある。大台ケ原ドライブウエーは、連山の山腹を横切る山岳道路であり、駐車場は九合目にある。大台荘の大広間に泊まる。半分は空いていてゆっくりできた。

2008年4月27日 

大台ケ原バス停(7:50)―→日出ヶ岳(8:15,8:30)―→正木ヶ原(8:55)

――→牛石ヶ原(9:20)――→分岐――→大蛇かぐら)(9:45,9:55)

――→シオカラ谷吊橋(10:30)――→大台ケ原バス停(11:02)
                             

 7時50分にビジターセンターの左側にある登山道から、人気の高い東大台周遊コースを回る。針葉樹の茂る道を行くと途中でコンクリートの石段になり、正木嶺鞍部に達する。鞍部から左の木の階段を上がると、日の出ヶ岳山頂(1695m)に着く。

 頂上には木製の展望台が不釣合いにある。晴れているが霞んでいて大峰山がかすんでしか見えない。ミエーミエーという鳴き声がする方向を見ると、鹿の親子が8頭ぐらい登ってきた。人馴れして可愛いが、草木の若芽を食べあさって、あたりを草原化させてしまった。

 先ほどの鞍部まで戻り、木の階段を登り正木嶺から正木ヶ原に行く。左右には枯れ木(白骨林)と小笹が目立つ。立ち枯れと伊勢湾台風による倒伏のせいで、下草に日が当たりコケ類が衰退したためと看板に書かれている。鹿の食害も影響しているのだろう。正木ヶ原から尾鷲辻の避難小屋を経て、牛石ヶ原の明るい草原に着く。

 伝説の牛石の横を通って石畳の道を行くと、大蛇かぐらの分岐に着く。真っすぐに進むと、大蛇かぐら(崖に張り出した大蛇の背中状の大きな岩)に出る。岩頭の先端を取り囲むように鉄柱が岩に打ち込まれて、それらの間は鎖でつながれている。

 先端まで行って、下を覗き込む人もいるようだけど、怖くてとてもできそうもない。眼下800mの断崖絶壁の先には大峰連山が、右側には巨崖に架かる2本の滝が望まれるが、遠景は全体に霞んでいた。大蛇かぐらの手前で休憩する。

 先ほどの分岐を左にとり、シャクナゲの大群落の間をシオカラ谷へ下る。今は4月下旬であるが、5月下旬になるとシャクナゲがピンクの花をつけ、ピンクの回廊になると本には書かれている。木の吊り橋を渡り、急な階段を登ってから、針葉樹林帯の中を進む。右に大台山の家を見て、しばらく行くと駐車場に着く。折から隊を組んで到着した15台ぐらいのスポーツカーを眺め・話しかけてから、大台荘食堂で昼食をとる。

 12時30分に駐車場を出発して、東熊野道(大台ケ原ドライブウエー、370号線)を左折して、大宇陀、名阪針インター横を経由して、奈良公園横から市内に入って奈良ユースホステルに15時30分到着する。ドミトリーに荷物を置いてから大仏殿見物に出かける。奈良国立博物館前で夕食を食べ、翌日の弁当を買ってから19時に戻る。イタリアから来ている若い外国人と30分話してから、風呂に入り、22時に寝る。









大台荘

日の出ヶ岳山頂

日の出ヶ岳山頂にある展望台

大蛇かぐら

シオカラ谷にかかる吊り橋