白山
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
白山観光協会
白山観光協会概要
白山自然保護センター
日本アルプス登山ルートガイド

アクセス1, ,
山小屋, ,
登山コース:, ,


アクセスと山麓の宿

車:北陸自動車道の金沢西ICで下りて、国道8号線で小松市方面に向かい白山市「乾東」交差点を左折、国道157号線に入る。勝山、白峰方面に向かい白山市「白峰」交差点を左折、県道33号線白山公園線に入る。一ノ瀬駐車場に車を泊めて、シャトルバスに乗り別当出合に着く。  
電車・バス:夏山シーズン中は、JR北陸本線の金沢駅東口で降りて、1番乗り場から北陸鉄道バス「白山登山バス」で別当出合登山口で降りる。
山麓の宿:一ノ瀬駐車場のそばに白山温泉永井旅館があるが、何しろ中が古すぎる。瀬戸にある「かんぽの郷 白山尾口」には、登山帰りの利用客が多い。また、日帰り入浴もできる。


登山地図と登山コース

登山地図   GPS軌跡    鳥瞰図(カシミール3D)   高低図   
 白山の山頂部には旧火口湖が点在し、周りに御前峰、剣ヶ峰や大汝峰が点在している。最高峰は御前峰である。古くから信仰の山だけあって、各方面から登山コースが延びている。

 それらの中で、別当出合を基点として砂防新道(黒ボコ岩経由)を往復するか、砂防新道(黒ボコ岩経由)で登り、エコーラインで下山する1泊2日コースが多くの人に登られている(白山写真横の登山情報)。その他に、中宮温泉から登る中宮道があるが、その他の別山・一ノ瀬道コースや石徹白から三ノ峰を経るコースは、健脚向きである。

 平成25年は7月13日(土)から10月14日(月)の登山最盛期に、一ノ瀬と別当出合の間にマイカー規制がある。一ノ瀬駐車場に車を置いて、シャトルバスに乗り換える。詳細については、上段の「アクセス・交通」をご覧ください。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 北陸自動車道の金沢西ICで下りて、国道8号線で小松市方面に向かい白山市「乾東」交差点を左折、国道157号線に入る。勝山、白峰方面に向かい白山市「白峰」交差点を左折、県道33号線白山公園線に入る。一ノ瀬駐車場に車を泊めて、シャトルバスに乗り別当出合に着く。              
日程 2004年8月28日から8月29日

2004年8月28日 晴
別当出合(9:40)――→中飯場(10:35,10:45)――→甚乃助避難小屋

(12:15,12:35)―→南竜道分岐(13:10)―→黒ボコ岩(14:00, 14:20)

――→室堂センター(14:50)
             

 別当出合は完備した登山口で、トイレ、水場、休憩舎、自販機がそろっている。別当出合登山口を出発して、右の砂防新道に入る。吊り橋を渡ってから、尾根道に取り付く。傾斜が増して行き、ブナ林の中を登って行くと中飯場の砂防工事用車道に出る。水とトイレがある。朝日新聞の日本百名山「白山・荒島岳」によると、「道路沿いには、手取群層と呼ばれる中生代白亜紀の地層が分布し、中飯場手前左の岩盤上に、恐竜の足跡化石を見ることができる」と書かれている。大昔には、日本海はなくて中国大陸と陸続きだったので、ここらあたりを恐竜が闊歩していたのだろうか。足跡化石が見えるか注意してみたが、よく分からなかった。白山の1000mから1500mの標高には、ブナの林が多い。かって6月に登ったチブリ尾根では、みずみずしいブナ林に出会った記憶がある。

 中飯場から車道を2回横切って、急坂を登って行くと別当覗きに出る。左には、別当谷越しに観光新道と昭和9年の豪雨で崩れた別当の大崩れを望むことができる。右には、はるか先には不動滝が望める。このあたりから先には、ダケカンバが多くなってくる。 

 傾斜が緩やかになった尾根を登り、オオシラビソが目立つようになってくると、後(南)に別山が見え出す。間もなく、甚ノ助小屋避難小屋に着く。トイレと水場があるので、ゆっくり休憩する。30分間階段続きの急坂を登りきると、南竜道分岐に着く。標高は2100mに達して、急に視界が開ける。今まで登ってきた砂防新道のルートを見下ろせ、別山がはっきり見えるようになる。8月も終わりになっているが、お花畑の名残が残っている。

 分岐を左折して、両側が崖になった山腹の道をトラバース気味に進む。右手に見える崖は弥陀ヶ原の末端で、地すべりによってできたと本には書かれている。やがて現れる水場から十二曲りのジグザグ道を急登すると、黒ボコ岩に出る。黒ボコ岩は白山の火山爆発の際に、運ばれて溶岩が固まったものである。ここから左に下るのが、観光新道である。

 広々とした弥陀ヶ原を進むと、所々に溶岩の塊が点在している。最後に岩だらけの五葉坂を急登すると、室堂センターに着く。所々に、名残のお花畑が残っている。ビジネスセンターで受付をして、屋外に出て宿泊棟に移る。食堂はビジネスセンターに戻って食べる。
              
2004年8月29日 晴後曇り
室堂センタ(7:20)ー―→白山(御前峰(8:15,8:35)―→室堂センター

(9:15,9:30 )―→黒ボコ岩(9:50,10:00)―→南竜道分岐(10:40)―→

甚乃助避難小屋(11:00,11:10)―→中飯場(12:00,12:15 )――→

別当出合(13:05)
                                

 鳥居をくぐり、白山ひめ神社奥宮祈祷殿に参拝してから、コンクリートの階段を登り始める。ハイマツの茂る小高い丘を越えて、右に回りこんでから左に見える白山(御前峰)に登り始める。山頂からは遠景が霞んでいるが、東から南に、乗鞍岳、槍ヶ岳・穂高連峰、御岳が認められる。北東に見えるはずの立山・剣岳ははっきりしない。帰路は、もと来た道を戻る。 


白山室堂からの登り

室堂平を見下ろす

別当出合登山口

黒ボコ岩

御前峰から見る翠ヶ池

御前峰の山頂