荒島山
関係市町村のホームページから、下記の情報を見ることができる。
大野観光協会

アクセス
登山コース


アクセスと山麓の宿

車:北陸自動車道を長浜ICで降りて、国道158号線を通って勝原スキー場に着く。道路の上にある駐車場に車を泊める。
電車・バス:JR越美北線の勝原駅で降りて、30分歩くと勝原スキー場の駐車場に着く。
山麓の宿:周辺には温泉はない。下山後に福井市に戻る途中に大野市がある。大野市は小京都と呼ばれる山間の町で、古い家並みと朝市が有名である。時間があれば、立ち寄って行こう。
 


登山地図と登山コース

登山地図 GPS軌跡   鳥瞰図(カシミール3D) 高低図 
 荒島岳に登るためには、古くから利用されている中出コース、勝原スキー場から登る勝原コースと最も新しく開かれた佐開コースがある。

 勝原コースは交通の便がよく一番ポピュラーなコースであるが、シャクナゲ平の手前に急坂と悪路が続く。中出コースは所要時間はかかるが、急な登りが少ないコースである。中出集落からみずごうの「荒島岳中出コース登山口」の標識まで、未舗装の林道を車で入ることができる(駐車場あり)。

 どちらのコースを選んでも、シャクナゲ平の先には「もちがかべ」の難所があり、登山路は荒れているところがある。
 


登山ガイド

アクセスと山麓の宿
 北陸自動車道を長浜ICで下りて、国道158号線を通って勝原スキー場に11時に着く。道路沿いにある駐車場に車を泊める。

2008年5月4日 
駐車場(11:20)――→リフト終点(12:00,12:15)――→シャクナゲ平

(13:30,13:40 )――→荒島岳(14:30,14:40 )――→ シャクナゲ平

(15:10,15:20)―――→リフト終点(16:10 )―――→駐車場(16:35)
                                  

気温がすでに27度ぐらいあり、三合目までは日陰がないので日焼け止めクリームを塗り、十分な飲料水を持つ。11時20分にトイレ右横から、チップを敷いたゲレンデ中の道を登り始める。道は間もなく右折して、ジグザグの急坂を大汗かきながら、12時にリフトの終点である三合目に着く。10分休憩する。

 登り始めて5分でブナ林の中の赤土の登山道に入るので、直射日光が遮られいくらかほっとするが、無風で風は通らず、気温も高いため汗をかきながらの登りとなる。これから先のシャクナゲ平近くまでのブナ林は、下は芽吹いてから10日、上は芽吹きの時期に当たり、身も心もいやされる。幹が変形したブナ(トトロの木、ブナコブ)も見受けられ、美しいブナ林が続く。800mぐらいにある白山の眺望がきくベンチで持参したライスカレーの昼食をとる。

 900mから1000mにかけて長い階段を登ると、深谷の頭にでる。しばらく平坦なブナ平を歩いた後、いったん少し下がってから階段と悪路の125mの急坂をあえぎながら登ると、シャクナゲ平に出る。右から小荒島岳からの中出コースと合する。さすがにしんどかったので10分間休憩する。左手に樹木越しに荒島岳が見える。

 いったん下ってから「もちが壁」に取り付く。道が大きく掘れていて所々に木の階段がかかっている。雪解けでぬかるんでいるところもあるが、登りきると前荒島岳に着く。笹の尾根道を経てロープのある急坂を登りきると中荒島岳に達する。背の低い樹林帯を登り詰めて、雪田を横切って14時30分に山頂に達する。1200mの標高差ながら、ここまでの階段や足をかける段差が大きくてきつい山である。

 山頂からは大野平野と無名の山並みが見渡せる。写真を撮ってから、14時40分に下り始める。「もちが壁」を慎重に下り、シャクナゲ平で5分間休憩する。後は、ノンストップで駆け下り、駐車場に16時35分に着いた。今日は登り下りで何人もの人を追い抜いた。暑かったが体調が良く、昼食と休憩を入れてもコース標準時間より、かなり早く歩くことができた。


芽吹き始めたブナ林

木の間越しに見える荒島岳

山頂