十勝岳 |
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関係市町村のホームページから、下記の登山情報を見ることができる。 ・上富良野役場 ・十勝岳観光協会 ・かみふらの十勝岳観光協会 ・国立大雪青少年交流の家 ・大雪山国立公園連絡協議会
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アクセスと山麓の宿
車:旭川空港を降りて、レンタカーを借りる。美瑛町を過ぎて、上富良野町から、白金温泉、吹上温泉あるいは十勝岳温泉に着く。 電車・バス:旭川空港を降りて、都市間高速バスに乗って上富良野で下車する。上富良野駅から十勝岳線バスに乗って、吹上温泉あるいは十勝岳温泉に着く。白金温泉へ行くためには、美瑛駅前より道北バスを利用する。 山麓の宿:吹上温泉白銀荘は素泊りなので、自炊するための設備が備えられている。望岳台から登る時には、白金温泉で泊まる。十勝岳温泉から登る時には、そこで泊まる。また、吹上温泉白銀荘上の台地には、吹上ふれあいキャンプ場がある。 |
登山地図と登山コース
登山地図 | GPS軌跡 | 鳥瞰図(カシミール3D) | 高低図 |
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登山ガイド
アクセスと山麓の宿 トムラウシ野営場から、人舞、清水町、新得町、狩勝峠、樹海峠から富良野町に出る。道の駅でジャガイモととうもろこし付の昼食を食べる。富田ファーマでラベンダーなどの花園を見た後で、スーパーマーケットで2日間の食材を買う。美瑛を経由して吹上温泉白銀荘に着く。上富良野町営の保養センターで、食事は出ないので台所で自炊する。保養や登山者で賑わっている。自炊で作った夕食を食べてから、2段ベットの下段で寝る。 2008年7月17日 曇りのち雨 吹上温泉白銀荘(4:50)―→雲の平分岐(5:50)――→昭和火口(7:00) ――→十勝岳ノ肩(7:50)――→山頂(8:05,8:10)――→昭和火口 (9:00)――→吹上温泉白銀荘(11:10) 4時50分に吹上温泉白銀荘を出発する。キャンプ場の上から背の低いまばらな樹林帯を緩く登り始めると、十勝岳爆発記念碑と岡本三男の碑がある。細い小川を渡ると九条武子の歌碑がある。緩く登って行くと、左の望岳台から来る道と合流する。 そこを右折して、十勝岳を望みながら荒涼とした平原の中の道を登る。始めは緩いが、少しずつ傾斜が増してくる。1926年6月29日から30日に十勝岳昭和噴火口から流れ出た泥流で、望岳台まで覆われた。間もなく、雲の平分岐に出る。左に進むと、雲の平を経て美瑛岳に通じる。それを左に見送り標識に従って上に進むと、右側に十勝岳避難小屋跡が見える。小屋は平成18年9月に解体され、今は地方無線局のアンテナが建っているだけである。 ここから両側をロープに導かれて、左側から出ている溶岩だらけの急坂を登る。黄色ペンキのマークを外さずに登っていくと(グラウンドコース)、昭和火口の縁に出る。さらに急坂を少し登ると、スリバチ火口の縁に出る。標識が立ち、岩屑の道を右へ行くと十勝岳山頂に向かう。ここからはいったん傾斜がゆるみ、気持ちの良い稜線歩きになる。 左にスリバチ火口の崩落地を、右にグラウンド火口と噴煙を上げる前十勝G2-U火口を見ながらの、稜線歩きになる。左前方には美瑛岳が迫り、噴煙をあげている前十勝G2-U火口のいくつかは、昭和火口噴火の際にできたものである。十勝岳が活火山であることを実感する。 稜線歩きの途中から、霧が小雨になり視界が悪くなってきた。足元の黄色のペンキに導かれて進む。右下は火山性ガス発生のため立ち入り禁止になっているが、視界が悪い時に入り込まないようにするためのペンキのガイドである。1821mの台地を超えた所から、風雨になってきた。 十勝岳ノ肩から始まる急坂を、頑張って登る。火山灰が積もって足元がズルズル滑るために、歩きにくい。十勝岳が先に見えるはずだが、まったく見えない。火山灰が踏み固められた広い岩尾根を登ると、間もなく山頂に出る。北東方向には、トムラウシから表大雪に続く山並みが望まれるはずだが、視界は全くない。 急いで山頂の写真を撮って、風雨の稜線を戻る。スリバチ火口縁に下りたところで、風雨が止み、霧が流れる状態に回復してきた。振り返ると、霧の中に山頂がかすんで見えた。美瑛岳に寄る計画を変更して、小雨の中を往路を通って下山を急ぐ。11時10分に白銀荘に戻る。温泉に入って、夜までゆっくり時間を過ごす。備え付けの台所で、昼食と夕食を自炊して食べる。明日は、大雪山(旭岳)に登る。 |
![]() 白銀荘 |
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![]() グラウンドコースから(Yahoo写真) |
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